田原総一郎が、直後に「小沢の政治生命が終わった」とツィートしてました。
どこやらの新聞が直後に、世論調査して小沢ヤメロが89%とか発表してました。


世論調査は世論操作ですから、とにかく小沢を引き摺り下ろしたいのが本音であるとはすぐ思ったが、
反応があまりに突出した感があって意外に思ってました。


このところのツィートなどを総合すると、以下のようなことらしい。
田中康夫のツィートです。



loveyassy 田中康夫
仙ちゃんマンセー歳川論考 http://p.tl/aGvK 口先番長前原を看破「讀賣http://bit.ly/k3fzMH 亀ちゃん&ヤッシーに言及「日刊スポーツ」 http://p.tl/WK_Z 読めば、大連立を防ぎ、菅に鈴を付け、オザワンを救ったのが亀ちゃんと納得ね




なかなか意味シンな、ブンガク的表現!


第一リンク先「現代ビジネス」の歳川隆雄は仙石マンセー派の立場から、こう書く。
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(略)

自民党のベテラン組と謀って内閣不信任案提出を仕掛け憤死した小沢元代表と、計略をもって何とか首の皮一枚つながった菅首相との間で、実はもう一人の人物が今回のドラマの裏面で動いていたと、筆者は見ている。その人物は、前原誠司前外相である。

 内閣不信任案が僅差で可決していれば、菅内閣総辞職=菅退陣を余儀なくされ、と同時に造反分子の首謀者の小沢元代表を除籍(除名)処分にできる。即ち、「菅降ろし」と「小沢排除」の一石二鳥を実現したうえで、仙谷由人官房副長官を後継代表に擁立、自民党との大連立政権を樹立するというシナリオである。

 この「仙谷復興・選挙管理内閣」を期限付きで立ち上げ、懸案の税と社会保障の一体改革(消費増税)、難航するTPP(環太平洋フォーラム協定)参加、自民、公明両党も望む選挙制度改革(中選挙区復活)などを実現するという目論見ではなかったのか。前原氏が官房長官として仙谷首相を支え、自民党から大島理森副総裁や林芳正政調会長代理など、たちあがれ日本から園田博之幹事長らが入閣するというものだ。

 だが、この「前原シナリオ」も、政権維持に執念を燃やす菅氏の二枚腰で雲散霧消となった・・・。それにしても、世上の「菅首相は速やかに退陣時期を示せ」の声に抗することは容易ではない。菅氏の時間との戦いは続く。

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第二リンク先の読売ニュースから。
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(略)
それだけに、急転直下の「鳩菅」合意で、前原グループ内には脱力感も漂う。
 「鳩山氏も余計なことをしてくれた。小沢氏を堂々と切ることができるチャンスだったのに」

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そして、第三リンク先の日刊スポーツ「政界地獄耳」氏の記事「鳩管会談を演出したのは亀」


さらに、現代ビジネスに戻ってこの長谷川幸洋(東京新聞)の読み応えある記事へ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/7363
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(略)
小沢とすれば、鳩山が方針転換した段階で兵を退かざるをえなかったのである。

 もちろん不満は残るだろう。小沢が激怒したという報道もある。だが、いくら怒ってみたところで後の祭りである。むしろ採決への態度は議員の自由判断にして、味方の損害を最小限に食い止めたと言える。

 突撃・全滅を回避し、とりあえず菅をレームダック状態に追い込んだだけでよしとした。このあたりは、さすがに百戦錬磨である。

 哀れだったのは松木謙公議員だ。倒閣の勢いが止まらず、単騎で突っ込んでしまった。政治的には無謀だったが「筋を通した男」として、人気は上がるかもしれない。

 そもそも「仕事が一段落すれば辞める」という辞任スキーム自体が矛盾に満ちている。なぜなら、辞めたくないなら仕事をしなければいいからだ。あれこれ理由をつけて、ずるずると引き延ばせるだけ引き延ばせばいい。「仕事が終わらないから辞任しません」となるだけだ。

 仕事をしなければしないほど、辞任しないですむ構造になっている。これでは一所懸命に汗を流して仕事をするインセンティブが働かない。菅は初めから辞めたくないのだから、ますます仕事をしなくなる。これは100%間違いないだろう。

 一方、自民党に対しては「オレを辞めさせたいなら、つべこべ言わず、オレの言うとおりに賛成しろ」というインセンティブを働かせる結果になる。つまり、これは「反対勢力に対して大政翼賛を迫る一方、自分に対しては仕事のサボタージュが最適になる」という辞任スキームなのだ。

 しかも、自民党はじめ野党は頭に来て、なかなか賛成しないから、だらだらと時間だけが過ぎていく。国民にとっては最悪の展開である。

 鳩山がそこまで気がついていたとは思えないが、結果的に、そういうひどい話になってしまった。

(略)

結局、いまの政局カードを握っているのは、やはり小沢と鳩山である。2人とも今回の失敗で傷ついた。松木の一件が象徴しているように、グループ内にも敗北感としこりが残っている。もう一度戦略を立て直すには、時間がかかるかもしれない。
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またさらに、この長谷川氏のツィートまとめ。
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http://togetter.com/li/144369
菅氏に辞めて欲しい周辺とポチ記者について。長谷川幸洋記者(@hasegawa24)の呟き by tetsumah


枝野が菅の早期退陣を言い出したのは、どういう意図か。枝野も菅降ろしに加わった?枝野の裏にいるのはだれか?ポスト菅の本命と考えるのが自然。菅首相は「居座るつもりはない」、退陣時期見通しで枝野官房長官(2) - Bloomberg.co.jp http://t.co/RkpybkN
hasegawa24 2011/06/04 18:15:47


このコラムにも書いたけど、小沢と鳩山が党に残った点がポイント。ポスト菅がだれだろうと、首班指名選挙で240とらないと総理になれない。その前に鳩山と小沢を抱えた党の代表選で勝てるかどうか。 http://t.co/nCPKR82
hasegawa24 2011/06/04 19:00:21


法律案は一事不再理の原則で一つの国会で一回だけ。不信任案も同じ RT @___awo___: @hasegawa24 信任案って不信任案を出しちゃった今、もうだせないんですか?
hasegawa24 2011/06/04 19:06:14


仙谷が立つと、小鳩が乗るか?小鳩が乗った仙谷の首班指名選挙で野党はどうする?小鳩が乗らずに仙谷を出してきた民主党に野党はどうする?仙谷は小鳩を抱えたまま政権を作れるか?いっそ仙谷は小鳩を切る?どうやって?小鳩はいつまで小鳩のままだ?問題が複雑です。解もたくさん。条件の入れ方次第。
hasegawa24 2011/06/04 19:18:13


そんなことは、まったくいってませんよ QT @idea6525: @hasegawa24 結局最後に勝つのは仙谷氏でもうよろしいんですね?
hasegawa24 2011/06/04 19:53:36


菅が夏までに辞めるという報道が相次いでいる。NHKもそう伝えたが、菅自身の言葉ではない点に注意が必要だ。→http://bit.ly/ityyFb 自らに近い閣僚(枝野か?)の言葉だとすると、これは枝野の相場誘導に近い。メディアを使ったパワーゲームが繰り広げられているようだ。
hasegawa24 2011/06/04 21:43:35


菅自身が何と言うか、に注目。それ以外の発言は、ようするに「菅に辞めてもらいたい」ないし「菅が辞めると自分に都合がいい」人たちの思惑が入っている。
hasegawa24 2011/06/04 21:44:50


政治家にとって、メディアというのは、自分の目的を達成するための手段。けっして真実を伝える手段ではない。自明のことだが、情勢が緊迫すると、みんな発言の新しさに惑わされて、肝心の思惑を忘れてしまう。
hasegawa24 2011/06/04 21:47:12


だいたい「自らに近い閣僚」に電話し、なんて報道がおかしい。こういうのを「オフレコ発言」という。自分の姿を隠して相場誘導したい意図が見え見え。官僚のオフレコ発言とまったく同じ。みんなに書いてもらいたい。でも、けっして正体をばらしてほしくない。自分の思惑が丸見えになってしまうから。
hasegawa24 2011/06/04 21:52:08


だから、官僚とか政治家のオフレコ発言というのは、だれかがきちんと報道しないといけない。そうでなければ、舞台裏でなにが起きているか、さっぱり分からなくなってしまう。オフレコだから報じてはいけないなんて、まるでトンチンカン。この「閣僚」は報じてもらいたくて、記者に喋ってるんだから。
hasegawa24 2011/06/04 21:55:05


ようするに、この閣僚は菅を引きずり下ろすためにオフレコで喋った。しかも、一番、影響力のあるNHKを選んで。さっきの報道を注意深く読めば、菅の意図と閣僚の意図が微妙にずれてるのがよくわかる。
hasegawa24 2011/06/04 21:58:01


この情報戦は菅に圧倒的に不利だな。菅以外はみんな敵みたいなもんだから。1対10くらいのハンデがある。
hasegawa24 2011/06/04 22:02:03


仙谷と大島の極秘会談報道も似たようなものだ。大連立の地ならし。だいたい政治家の報道で「極秘会談」なんてのは、初めから「話すのはお前んとこだけだから、派手にやってね」てなもんで、極秘でもなんでもない。初めから大きく報道してもらいたいのが極秘会談です。
hasegawa24 2011/06/04 22:05:40


記者は、みんな政治家に「お前だけだから派手にやってね」と言われるようになりたくて、ポチをしてるだけ。そういうもんだと思って報道を読めば、それはそれで面白い。そう割り切るべき。自分の政治スタンスがはっきりしている記者というのは、ほとんどいない。
hasegawa24 2011/06/04 22:08:35


それは日本のジャーナリストに情勢を客観的に伝えるスキルがないだけ。右の人の言った話を左に垂れ流すのが客観報道だと思ってる。署名があるなしは関係ない。 RT @nakanishi_masa: 意見に自分の名前を入れないのが日本のジャーナリズムの常識だから仕方ないでしょ。
hasegawa24 2011/06/04 22:22:16


以上の「自分に近い閣僚」話も面白いから、またネタにします。
hasegawa24 2011/06/04 22:23:42


ついでに言うと「お前だけだから派手にやってね」なんて官僚や政治家に言われる記者は10人に1人もいませんね。だから、実はポチになれる素質がある、腕っこきの記者は10人に1人。あとは、ほとんど右から左への垂れ流しです。自分で考えて書ける記者は20人に1人もいないでしょう。
hasegawa24 2011/06/04 22:27:12


私は自慢じゃないけど「特Aクラスのポチ記者でした」とつい最近のコラムでも、きちんと告白してます(笑)→http://bit.ly/lCMNtH @kouhukuji: @hasegawa24 10人にひとりとか20人にひとりとかにあなたは入っているのでしょうか。
hasegawa24 2011/06/04 22:37:55


それはこの本を読んでください(笑)→http://amzn.to/7qzbz6日本国の正体-政治家・官僚・メディア――本当の権力者は誰か-現代プレミアブック-長谷川-幸洋/dp/4062950502RT @12koku: @hasegawa24 ポチを辞めた経緯について、ご説明を
hasegawa24 2011/06/04 22:47:21


だから、この本を読んで→ http://amzn.to/7qzbz6日本国の正体-政治家・官僚・メディア――本当の権力者は誰か-現代プレミアブック-長谷川-幸洋/dp/4062950502 @akloveyukiyama: @hasegawa24 なんで急にポチをやめたのですか?
hasegawa24 2011/06/04 22:49:21


その通り。証拠がこれ(笑)→http://amzn.to/7qzbz6経済危機の読み方―日米「破局のシナリオ」-講談社現代新書-長谷川-幸洋/dp/4061495569RT @Hesshi1970: 特Aクラスのポチ記者の記事に一般市民が踊らされてた事が多々あった?
hasegawa24 2011/06/04 22:53:55


デスクも編集局幹部もみんなジャーナリスト。幹部にもスキルがない。クラブの問題ではない。単に能力の問題 RT @zankuroujapan: @hasegawa24 記者クラブや新聞原稿の原稿スタイルによって主観的な視点を切り捨てざるをえないところに本質的な問題がある
hasegawa24 2011/06/04 23:01:08

ありがとうございます。 RT @Cake_Tea: この本買いました。これから読みます。RT @hasegawa24: (cont) http://tl.gd/at5e1t
hasegawa24 2011/06/04 23:03:50


(略)


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う〜〜ん、メディア・リテラシー、鍛えられる。。。


ところで、もう一回「現代ビジネス」に戻って、この福島の放射能汚染の記事を読んでください。
ひどい話です。
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http://gendai.ismedia.jp/articles/-/6353
野菜と海藻(ワカメ・コンブ・のり) 放射能汚染
「隠したがる」「減らしたがる」国より環境NGOのほうが信用できる


(略)
 内部文書には、こう書かれていた。

〈適正とは思えない数値がグリーンピースから出てきた時に政府として反論できる体制をとることが必要〉

グリーンピースの調査までに対応・対抗できるように関係省庁で調整〉

 枝野氏が言うことが真っ赤なウソであることがわかる。「参考にするよう」指示をしたのではなく、「反論・対抗するよう」指示していたのである。

 グリーンピースは、日本では反捕鯨運動をする「過激な団体」というイメージがあるが、世界、特にヨーロッパでは信頼性の高い環境NGOとして知られる。

(略)

グリーンピースはこれまで空気、土壌、海水に加えて、野菜、海藻についても独自に放射能汚染調査を行い、その結果を公表している。その驚くべき数値を、ここにすべて記そう。

 まずは海藻。いずれも5月3日~9日の間に、福島県内の沿岸または沖合で獲れたものだ。

●久ノ浜港沿岸で採取したホソメコンブ=1万9000ベクレル/kg以上
●久ノ浜港沿岸で採取したフクロノリ=1万6000ベクレル/kg以上
●四倉港沿岸で採取したカヤモノリ=1万4000ベクレル/kg以上
●四倉港沿岸で採取したホソメコンブ=1万8000ベクレル/kg以上
●江名港沿岸で採取したアカモク(ホンダワラ科の海藻)=2万1000ベクレル/kg以上
●富神崎港南沿岸で採取したアカモク=2万3000ベクレル/kg以上
福島第一原発の南東53km沖合で採取したアカモク=1万3000ベクレル/kg以上

 この値は放射性物質の総量を示している。放射性ヨウ素の基準値が2000ベクレル/kg、放射性セシウムの基準値が500/kgだから、いずれにしてもとんでもなく高い値だ。


(略)


続いて、野菜のデータに移ろう。4月5日~9日、グリーンピース福島県内で調査した結果だ。

南相馬市の野菜畑1の白菜=8790ベクレル/kg
南相馬市の野菜畑2のほうれん草=4万3485ベクレル/kg

 こちらも核種は特定されていないが、基準値は海産物と同じくヨウ素=2000ベクレル/kg、セシウム=500ベクレル/kg。もっとも危険性が少ないとされる放射性ヨウ素だったとしても、南相馬のほうれん草は21倍以上の高い値を示している。

 南相馬市原発からも近く、恐ろしい数値にもある程度心の準備ができるかもしれない。では、次の値を見てほしい。

福島市郊外の小規模野菜畑のからし菜=1万9940ベクレル/kg
福島市郊外の小規模野菜畑の小松菜=7万3775ベクレル/kg
福島市郊外の小規模野菜畑のニラ=2万295ベクレル/kg
福島市郊外の小規模野菜畑のブロッコリー=1万6180ベクレル/kg
福島市郊外の小規模野菜畑のほうれん草=15万2340ベクレル/kg

 15万ベクレルという桁外れの数値が、福島市郊外の野菜から出ている。福島市は言わずと知れた、県の行政機能が集中する県庁所在地。約30万人の市民が暮らすが、放射能汚染に注意を払っている人がどれほどいるだろうか。

(略)

県下第2位の都市、郡山市の北西約10km、本宮市の小規模農家でもグリーンピースは調査した。

ブロッコリー=1万8845ベクレル/kg
●カリフラワー=2万5180ベクレル/kg

 さらに同じ場所で、土壌の調査も行っている。その検体は二つあり、一つは3万2980ベクレル/kg、もう一つは、なんと「高すぎて計測不能」という結果だった。9万9999ベクレル以上、ということだ。

 前出のグリーンピース・ジャパン事務局長、佐藤氏はこの福島市郡山市近くのデータを重視する。

「政府から一定の情報が開示されている現在、最も恐ろしいのは、『自分たちの住んでいる場所は安全だ』と思い込むことです。福島・郡山両市の人口を合わせると60万人超。それだけの人々が、長期的かつ無自覚に放射能汚染にさらされる可能性があるのです」

(略)

グリーンピースが4月11日付で菅首相に要請した項目の一つにこうある。

放射線量が依然として高く、人口も多い福島市郡山市を含む地域を「特別管理地域」と指定し、汚染度の高い地区を除染するなど適切な措置を早急にとること。さらに、住民に対して放射能から身をまもるための実行可能なアドバイスを提供すること〉


 実行可能なアドバイス、それはいたって基本的なことだ。外出から戻ったら丁寧に手を洗う、外出時には必ずマスクをする、雨にはなるべく濡れないなど。これらを注意して実行することで、無用な外部被曝を防ぐことができる。

(略)

一部には「被災地を助けるために、被災地で獲れた野菜を食べよう」という風潮がある。その発想を否定するものではないが、国や県が発表する「野菜は安全キャンペーン」を鵜呑みにしての行動なら、慎んだほうがよさそうだ。

(略)


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