6.29 首相官邸前大飯原発再稼働反対抗議行動10万人超

今日は、午後二時半ころからこの抗議行動を主催してきた三人の記者会見がありました。
ヘリコプターが出たり、前回に増して増えることが予想されましたが、ほんとにすごかった。


わたしは、七時過ぎくらいにつきましたが、もう地下鉄出口のあたりから熱気が違いました。
前回の少なくとも三倍は出ていました。


それぞれに工夫したプラカードがとても面白い。
見てて飽きない。
なかなか凝ったアートっぽい絵があったり、馬みたいな切り抜いたのがあったり、文句が気がきいていたり。
そして、あじさいの花。


今日は、もう、みんな声の出方が違ってます。
官邸に届けとばかり、遠慮なしに、声をあげています。
この声を、野田首相は「なんだか大きな音だね」と言ったそうで、ツィッターではヒンシュクを買ってます。


今回は、さすがに朝日、毎日とりあげました。ネットニュースですが、わたしの見ているのは。
ネットニュースでも報じないのは、読売、日経。
読売に誰かが質問したら、うちの社の方針と異なるので取り上げない、と言われたそうです。


あまりの人数に、主催者側がコントロールできなくなったようで、早めに解散を告げていますが、
八時までは盛り上がったままでした。


今日は、車いすの人を二人見かけました。


以下は、古館伊知郎の報道ステーション。さすがにテレビ局のカメラはうまい。編集もいい。
コメンテーターは、鳥越さん。ぜひごらんください。
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http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/56780832.html



6月29日 官邸前デモ人数

TBS       20万人
主催者発表  15万人
朝日新聞    15万〜18万人
鳥越(報ステ) 4〜5万人
産経      2万人弱
NHK      前回を越えた
警視庁発表  約1万7千人
毎日    主催者発表と警視庁発表をそのまま


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この人数がずいぶん違うんですね。
警察の発表は、これはなーという感じ。軽く超えてるはず。
前回が4万人いたなら、最低12万はあったはず。


以下は、IWJの空からの撮影です。




さらに、ヤフーニュースにあがっていたもの。
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120629-00000306-alterna-soci


【速報】「あじさい革命」20万人が首相官邸前埋め尽くす
オルタナ 6月29日(金)22時45分配信

デモの様子。20万人が再稼働反対を訴えた=29日夕方首相官邸前で
あじさい革命」の勢いが止まらない。22日のデモの参加者の5倍に相当する約20万人(主催者発表)が首相官邸前に押しかけ、反原発を訴えた。車道にも人が溢れ、道路を封鎖、19時40分頃には主催者が解散を求める事態となった。


ドラムを叩きながらデモに参加した都内で大学講師を務めるオダマサノリさんは「これだけの人数が怒りの声を上げて集まる風景は圧巻。先週末のデモを『報道ステーション』や『東京新聞』がきちんと報道したことでデモの敷居が下がったと思う」と分析した。


埼玉から来た舞台女優の花田景子さんは、あじさいの花束を抱えて参加。「はじめてデモに来た。すこし怖かったが、今日、自分のスタンスをこの場に来て示さなければ一生後悔すると思った」と参加の理由を説明した。「興味はあるけれど、パソコンやテレビの前で二の足を踏んでいる人は、一人で行動する勇気を持って欲しい」と続けた。


首相官邸前で行われる再稼働反対デモの人数は毎週増している。今年3月29日に開催されたデモの参加者は300人であった。しかし、週を重ねるごとに1000人、2000人、4000人、12000人、45000人と増員していった。増員した背景には、ソーシャルメディアの影響が大きいとされている。


奥田愛基さん(明治学院大学国際学部2年)はフェイスブックでデモ参加の呼びかけをし、5日間で5000人以上に知れ渡った。「デモにこれだけの人が集まったことに意義がある。これだけ集まって変わらなければ民主主義ではないと思う。毎週金曜日に集まり、本当にこのまま再稼働が決まっていいのか投げかけていきたい」と話す。(オルタナ編集部=赤坂祥彦・オルタナS副編集長=池田真隆)


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今回は、朝日デジタルもちゃんと報道していました。
中に動画もあります。雰囲気を伝えてくれます。
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http://www.asahi.com/national/update/0629/TKY201206290577.html


全国各地で原発抗議 官邸前「15万人」で騒然



【動画】官邸周辺で脱原発デモ

首相官邸(奥)前の道路を埋め尽くし、関西電力大飯原発の再稼働に反対する人たち=29日午後7時27分、東京・永田町、小川智撮影

関西電力大飯原発の再稼働に反対し、首相官邸(右奥)前の道路を埋め尽くす人たち=29日午後7時50分、東京・永田町、仙波理撮影

関西電力本店前で反原発を訴える人たち=29日午後7時8分、大阪市北区池田良撮影

原発の再稼働に反対し、プラカードを掲げながらアーケードを歩く人たち=29日午後6時29分、熊本市中央区



 関西電力大飯原発福井県)の再起動を7月1日に控え、反対する市民らの抗議行動が29日夜、首相官邸前であった。毎週金曜日夜を中心に実施されてきたが、主催者はこれまで最高だった前回の約4万5千人を大きく上回る15万〜18万人が集まったとしており、官邸周辺は騒然となった(警視庁調べで約1万7千人)。同じ時間帯に全国各地でも抗議行動があり、反対の声は広がりを見せた。


 官邸前では参加者がマイクで「名誉ある撤回を」「国民の声を聴け」などと次々と声を張り上げた。車道にまであふれた参加者は中高年から子連れまで年齢層もさまざま。


 東京都足立区の主婦(36)は、長男(7)とベビーカーの次男(3)を連れ初めて参加。「政府は私たちの生活を全く考えていない。これまで黙ってみていたが、我慢の限界に達した」と話した。「私たちは、選挙かデモでしか訴えられない。自分たちの気持ちを伝えていくうえで、結局、数にまさるものはない」と力を込めた。

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最後に田中龍作ジャーナル。
人波の中にいての取材が、臨場感あります。
機動隊車両が出たそうです。空から見えていたのは、機動隊だったのですね。
とにかく、これだけの人数になると、警察もどこにいるかわからないほど。
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http://tanakaryusaku.jp/2012/06/0004591


6時を少し過ぎた頃から官邸前交差点の歩道上でいつものように参加者のスピーチが始まった。学生、サラリーマン、主婦…あらゆる階層がマイクを握った。


 国会議員も入れ替わり立ち替わり官邸に向かって演説した。消費税率引上げ法案に反対票を投じた議員ばかりである。「最後の最後まで諦めてはなりません。(大飯原発が再起動する)7月1日まではまだ時間があります」。こう呼びかけたのは三宅雪子衆院議員(民主党)だ。


 5〜6人目のスピーチに耳を傾けていると、60年安保闘争の隊列に加わっていた知人が走り込んできた。「車道を人が埋めた。解放区だ」往年の闘士は興奮しながら告げた。



20万人(主催者発表)が洪水となってジリジリと官邸の方に進んでいる。警察隊のバリケードは数分と持たず次々と決壊し後退した。指揮官とおぼしき警察官が「官邸を守れ」と叫んだ。それが合図だったのか。機動隊のバス(通称カマボコ)数台が官邸とデモ隊の間にスーッと割り込んできた。



 警察は指揮車の上から「皆さん、冷静になって下さい」と拡声器で呼びかけるが制止できない。現役の警察官たちにとって、これほどの大規模デモは経験したことがないはずだ。



 代わって主催者が呼びかけた。「また来週があります。ゆっくりゆっくり下がりましょう」「20万人では原発は止まらないんです」・・・終了時間を待たずして、デモは一人の逮捕者も出さず平和裡に散会となった。



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