7.13官邸前原発再稼働抗議行動あれこれ

先週は、用事があって行けませんでした。
雨にも関わらず、すごい人数がやはり参加していたのを見て、ちょっと
感動しました。
しかし、警備の強化があって、地下鉄構内に警官におしこめられた写真を見、
なんとも言えない思いを抱きました。


主催者たちの不協和音なども聞こえたり、警視庁の一層のきびしい規制が
まえもって発表されたり、何だか複雑な思いがするばかりでした。


その昨日、IWJのustreamを見続けていましたが、今日こんな記事がメーリスから。

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明日は孫のところに持ってゆこうと、幸いにも車内にはミッキーマウス
ミニーマウスのぬいぐるみが同乗していたことから、典子さんは窓からミッキー、
ミニーに手を振らせながら、再稼動反対、と叫んで官邸周辺を走りました。
議事堂南門へ向かうコーナーでは、歩道から田中康夫さんが出てきて車に近寄り、
風船を手渡してくれました。その白い風船を窓から浮かせ、周辺を行き来しました。
たくさんの人が親しげに手を振ってくれるので、やけに連帯感が感じられ、
とても嬉しくて、実に楽しい抗議行動ができました。
カメラを向けられることも度々で、ミッキー、ミニーを大きく動かして大サービス。
警官にまで手を振られてしまいました。それなりに目を引き、しかも和み効果が
あったようです。



毎回、警備は厳しくなっています。
官邸周辺、衆院議員会館前辺りは警官ばかり。旧総理府から官邸に向かう歩道は
閉鎖され、通せ、駄目だの小競り合いも。国会脇の丸の内線の地下鉄出口は多分
閉鎖。かまぼこなどの警察車両が車道に並び、歩道の人達は向かいの歩道の人たち
が見えず、人々はほぼ完全に分断。


>警察の裏を欠くような様々なアイディアをお持ちだな〜と
>実際には実現しないかもしれませんが、楽しくやれる方法は色々とありそうです。


たびたび併走していたバイクのお兄さんが、なかなかの人気者らしく、フラッシュ
を浴びていました。自転車の方も10人くらい。

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なんか、ほっとしました。
規制をかけられても、それを出し抜く、たのしい自由な発想!
こういうのがいいですねぇ。


報道ステーションは、やはりすぐれたレポートを出してくれたようですよ。





どうやら団塊の世代らしい、たしか元新聞記者だったブログ「世に倦む日々」氏の
ツィートでは、分断と排除の論理が、主催者や、抗議行動のなかから生まれない
ように、サゼッションをはなちつづけています。


下から読んでください。


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世に倦む日日 ‏@yoniumuhibi
辺見庸は、主催者の目線からすれば典型的な「ロートル左翼」だろうが、共産党のさらに左側に位置する二派について、一般とは違った見方をしているようだ。私の評価は辺見庸とは違うけれど、辺見庸の見方も一つの参考にはなる。辺見庸の方が、過去を全否定して「新しい運動」を追求する人間より誠実だ。



31分 世に倦む日日 ‏@yoniumuhibi
少なくとも学生は、主催者が蛇蝎の如く忌み嫌う「ロートル左翼」じゃないわけだ。未来のある学生こそ反原発のデモに率先して参加すべきで、どのような形の参加であれ、学生の比重がデモの中で増えるのはいいことだ。一般市民の立場からすればそう思う。主催者には別の考え方があるだろうが。




38分 世に倦む日日 ‏@yoniumuhibi
無論、私はあの学生たちが何なのかは分かっていて、注意して見ていたんだけれど、静かにおとなしく目立たないようにやっていた。140字で論じるのは難しいが、きょうび、学生が公安の監視(カメラ)が最も集中する場所で、顔をさらしてデモ行動するということはたいへんなことだとは思うよ。



52分 世に倦む日日 ‏@yoniumuhibi
4月中旬の頃、まだ1000人ほどの参加だった官邸前デモは、一人一人に悲壮な決意がみなぎっていた。「ガス抜き」などとは程遠い真剣な空気があった。あの当時は、一回一回が再稼働を許すかどうかの瀬戸際で、一人一人が思い詰めていた。「ガス抜きイベントでもいい」というのは大きな間違いだ。



57分 世に倦む日日 ‏@yoniumuhibi
「ガス抜きでもいい」というのが大勢なんだよね。ガス抜きでいいわけがない。数さえ多ければガス抜きでもいいというのは間違いだ。それはこれから分かる。60年安保も、沖縄の県民集会も、ガス抜きイベントじゃないんだよ。一人一人が悲壮な決意して政治を一撃で変えるために示威として運動している。



1時間 世に倦む日日 ‏@yoniumuhibi
今回、特に強く思ったのは警察が主役のデモになっているということ。どんどん警察の比重が大きくなる傾向があったが、今回は主役を張った。警察が完全に仕切る中、脇役で市民が「再稼働反対」のコール。そしてそれを完璧に放送するテレ朝。警察とマスコミがアドミニストレーターとして確立した。



1時間 世に倦む日日 ‏@yoniumuhibi
そう、私も同じことを思った。サッカーの観戦とよく似ているなと。それが良いか悪いかは判断が分かれるだろう。今回、交差点に機動隊車両が縦列駐車する図もなかった。車道に最後まで車両を通行させた。あの官邸前のブロックを自由席ではなく指定席にして定員で仕切ったからだ。警察の準主催イベント。


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「世に倦む日々」氏がこんな若い人のツィートを紹介しています。
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今日の首相官邸前抗議は団塊の世代のおじさんおばさんが多く、警察に文句を言ったり、カメラを持ったプレスの人に文句を言ったり、狭い所に割り込んできたりと元気なのはいいんだけど、わがままし放題だったよ。嫌な感じ。まだ若い人達の方が礼儀正しいよ。 ‪#官邸前デモ‬
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じつは、先週には、子安宣邦氏が、規制してくる警官に抗議したところ、それを
周囲から非難されたというツィートをしていました。



そう、それから先週のどの動画だったかな、テレ朝だったか、
七時四十分頃、私服の公安のふとったおじさんが、「はやく解散させろ!」と主催者を
罵倒している場面がありました。主催者は「そちらが約束を守らないからこうなるんだ」と
怒鳴り返していました。



警察は、何といっても武器をもっており、官邸を背にして民衆にむかって警備をして
います。そのことを忘れては、いけない。
無用な挑発はいりませんが、警官と仲良く、協調して、なんて、ぜぇぇぇったいあり
得ない、という認識だけはもっておかなくちゃ。



「市民の警察」ということを主催者の一人がツィートしていましたが、それはどうで
しょうか。
野田政権を倒すところまでいかなければ、再稼働は止まらないでしょう。
原発政策も、消費税アップも、国民に顔をそむけた政治は、あつかましくも続けられて
いくでしょう。



静かでもいいから、怒りを怒りとして感じ続けていたいものです。