被曝によるDNA破壊の悲惨

以前にも紹介したことがありますが、熊本在住の、元東電社員、現在医師である方のプログ「院長の独り言」は、有名ブログとなり
ツィッターでも積極的に発言をし、フォロワー多い方。


今日、TLに流れてきて、拝見したページ。


http://onodekita.sblo.jp/article/58772559.html
2012年10月04日
原爆と核実験場での放射能と奇形児(600万アクセス)


たくさんの情報が詰まっているページです。
最初の映画「死の灰の正体」・・・昔の日本映画。見てない方には、おすすめ。
下のほうに、もとBSで放映されたセミパラチンスク核実験場での悲劇。「セミパラチンスク18年後の現実」。
   ・・・これも見てない方には、ぜひ。棄民です。
右側に、院長先生のなさったDVD動画。・・・元東電社員であった経歴からの説明がたいへん参考になる。必見。




さて、広島・長崎では、奇形児がたくさん生まれたという事実があるということ。これも、知る人ぞ知る。
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広島の助産婦の証言 ー ヒバクによる奇形
出典を教えていただきました。「ピカに灼かれて」第13集(ほぼ、全文)


 私は昭和20年当時、尾長町で産院を開業していました。41歳でした。その頃はまだ家庭分娩が多うございましたが、だんだん少なくなりまして、昭和30年頃には、皆産院に吸収されました。
 何も記録は持っていませんが、奇形がたくさん出ました。当時はABCCへ、みな報告しなくてはいけないシステムになっていました。奇形が出ましても、報告するのを嫌う人もございましたので、しなかったこともあります。


 一番多かったのは兎唇でございました。それも口蓋裂もあって、泣くと喉の奥まで見えるんです。お乳も飲めないような...それから肢指過剰ですね。多指です。それから鎖肛(正常な位置に肛門がなく、直腸が盲端になっており、5千人に1人の確率で発病する)。肛門のないのも多うございました。兎唇や多指は数が多うございました。分娩で頭の先がでましたら、今度も兎唇じゃないかしらと思ったら、やはりそうで、そのたんびに憂いたことを覚えています。あーどうしてこんなに兎唇が生まれるんかしらと思いました。


 すぐ近所でございましたが、二軒に同じように耳のない子が生まれました。その1人の赤ちゃんのおばあさんは、産婦人科の看護部長をしておられました。奇形が生まれたということで、すぐに病院に電話をされたれしいですが、先生が来られたあくる朝、赤ちゃんは逝きましたからね。もう一軒は可愛い女の子でございましたが、おばあちゃんは「火葬場に持って行くまでは、泣きだしはしませんから。」と言っておられました。これは薬を使ったんだなと私は思いました。もちろん、家族は何も言いませんし、私も聞きもしませんでした。元気な子でしたがね。そのおばあちゃんは生涯悩まれたそうです。可愛い子だったですからね。髪の毛でね、こうやって耳を隠していれば判りはしませんのにね。耳がないんです。ツルッとしておりました、片方だけ。


 それから、内蔵露出で、グルグルと腸が出ておりまして、思い出してもひどいヘルニアだったんですね。大学病院で手術をしてもらい、それはどうにか助かりました。
 まだそれから、鎖肛、これはたくさんありました。それから無脳症ですね。終戦直後ではないから、2〜3年後だと思います。母親は30代でした。どうしても頭の位置がわかりませんのよ。上の方にあるのは確かに臀部だがと思いましても、頭部に触れませんのよ。おかしいなと、みよりましたら、無脳症でございました。氷を氷袋の中にいれて下げたらザラザラしますように、頭蓋骨がぜんぜん固まっていない子でした。だからそんな子が生まれたら、極秘にしてもらいたくてね。こんな事は当時はとても言われませんでした。


全文−助産婦としての被爆後 岡村ヒサ子(ピカに灼かれて第13集から)
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そして、以下の動画を覚悟して見てください。
人間の作りだした厄災がいかなるものか。
奇形ということは、たまにあることではあるでしょうが、放射性物質によるDNA破壊というものがどんなものか。
めちゃくちゃ。自然の摂理というものがまったく破壊された形態。


確率ですから、運不運があるでしょうが、良識ある人間として、たまたま自分は幸運であっても、人類に、世界に、
この地球上に、こんなことがあってよいことでしょうか。
この遺伝子異常の発現は、世代がくだるにつれて増加するとも聞きました。


1945年の初めての核爆発以来、七十年足らず。
なんか、空恐ろしい未来が待っているような気がしてきませんか・・・・。