浪江町の希望の牧場を知っていますか

昨夜、初めてこの希望の牧場のブログを見ました。
牛が毎日死んでいる。
死んだ牛の写真がつらくて、そこそこにページを閉じましたが、今朝、ふたたび
こういうツィート。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
白石草 ‏@hamemen
へ、公安なの?RT @kibounobokujyou: 福島県警警備部公安課が本日、希望の牧場代表吉沢を「被疑者」として取り調べ  吉沢はこれを「不当」として徹底抗戦を宣言 http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/blog/2012/10/post_1132.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



記者会見のyou tube があります。
この冒頭の吉沢さんの言葉、涙なしでは聞けませんでした。
ぜひ、ぜひ、見てください。








<< 弁護団声明 >>


2012年10月30日

希望の牧場被疑事件(吉澤正巳氏、尾崎孝史氏)弁護団

弁護士
梓澤和幸,高橋右京,倉知戸智広,井堀哲,田場暁生,中川亮

連絡先
東京都千代田区神田須田町1−3 NAビル4階 東京千代田法律事務所
(電話)03−3255−8877 (FAX)03−3255−8876

1 福島県警察本部・南相馬警察署は、今年5月31日に希望の牧場代表者・吉澤正巳氏が、写真家尾崎孝史氏を伴って、警戒区域内にある浪江町を訪問したことに関し、災害対策基本法及び原子力災害対策特別措置法違反を被疑事実として両氏に出頭要請を繰り返し、取材目的、取材内容、取材対象等に関する事情聴取を試みるにとどまらず、取材相手である被災者宅に訪問して事情聴取を行い、同行した他のジャーナリストに対する事情聴取を行うなど、捜査活動に名をかりた人権侵害行為を行っている。

2 福島県警察本部・南相馬警察署の上記各行為は、強大な権力を持つ警察がジャーナリストの取材と報道につき事前に干渉しようとするもので、憲法21条1項で保障された表現の自由の精神(事前抑制禁止の原則)から許されないものであるとともに、警察が刑罰権の行使を背景に取材活動を制限するものであって取材の自由、知る権利を侵害するものである。

3 また上記各行為は、吉澤氏、尾崎氏らに対する被疑事実としている原子力災害対策特別措置法63条1項(同法で読み替えられる災害対策基本法63条1項)の趣旨である人の身体又は生命に対する危険の防止、すなわち住民の保護という目的(「逐条解説 災害対策基本法」310頁)を超えるものであって、その適用を奇貨として国民の人権を恣意的に制約するものに他ならない。
 浪江町長は「公開要望書について(回答)」(本年5月31日付)において、ジャーナリストの同行に係る立入許可申請については特別な条件を付していない旨明確に確認しており、浪江町がジャーナリストの同行については何ら制限していないことは明らかである。 よって本件福島県警察本部・南相馬警察署の各行為は、被疑事実としている災害対策基本法原子力災害対策特別措置法の基本的趣旨に反し、憲法21条1項の表現の自由を抑圧する恣意的な捜査権の濫用と言わざるを得ない。

4 弁護団としては、福島県警察本部・南相馬警察署に対して、これまでの吉澤、尾崎両氏に対する捜査活動を強く非難すると共に、本件に関し両氏及び同行したジャーナリスト、関係者に対する事情聴取、呼び出しその他一切の捜査活動を中止することを求める。

以 上


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



この記者会見での大手新聞記者テレビ記者の質問聞いてると、被疑者がフリージャーナリストであること
で少し軽視してる。
途中の記者たちの発言、いらいらするけど、最後まで聞いてみてください。
吉沢さんの言葉が熱く切実に伝わってくる。


330頭の牛は無価値になったけど、その無価値の牛に毎日えさをやり、警戒区域で牛とともに
原発事故の生き証人としてくらしている。
おそらく報道ステーションの古館が、報道できなかったというのは、この希望の牧場のこと
だったのでしょう。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○応援/ご支援物資について

ご寄付をはじめとする、たくさんの温かいご協力ありがとうございます。
希望の牧場・ふくしま(エム牧場 浪江農場)は「警戒区域内」の所在となっているため
物資の送付はヤマト運輸センター止めにてお願いしております。

【物資の送付先】

福島県南相馬市原町区雫南大江下258-3
ヤマト運輸原町小高センター止め

 希望の牧場・ふくしま
 (エム牧場 浪江農場)
 針谷 勉 宛
 090-1279-2106

なお、
ご送付の際は、希望の牧場・ふくしま事務局宛てにメールをいただけますと助かります。

kibouno.bokujyou@gmail.com

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・