5から10ベクレルの低線量汚染食品による被害・・・ウクライナ報告 付録小沢一郎インタビュー

まずは、付録の小沢一郎インタビューから。
このインタビューは、小沢一郎がとてもリラックスしていて、編集も
要点をよくつまんだダイジェストです。





(付録の付録)
これを書いた翌朝の今朝、ドイツ在住の女性記者のブログを発見。
小沢一郎のドイツ訪問に同行して取材したのだそうです。
また、昔、小沢一郎の姉の家庭教師をしていて、水沢から移転してきたばかりの中学生だった小沢一郎
見たことがある、ということです。
そのブログから、ポイントのみ引用。

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http://midori1kwh.de/2012/10/28/2561#.UJxaPBmVK1c.twitter
小沢一郎氏のドイツ訪問
じゅん / 2012年10月28日


(略)


脱原発の認識は一般国民の方が進んでいて、永田町と霞ヶ関が遅れている」こういう言葉を小沢一郎氏から聞くとは思わなかった。この他ベルリンでの小沢代表の発言のなかで私にとって特に印象が深かったのは、再生可能エネルギーは高くつくという主張に対する反論とプルトニウム核武装についての発言だった。「原発以外の新しいエネルギーを開発するには確かにお金がかかるが、原発には最終処分などの問題がある。ましてや事故が起こったら、どれほどの莫大なお金がかかるか、これからまだまだ放射性物質が発散し続ける。原子力エネルギーは安い安全なエネルギーと言われて来たが、安いどころではない。そして事故が起これば国民の生命、生活が駄目になってしまう。電気代は安い方がいいが、新しいエネルギーは安全で環境にもいい。脱原発は地域の発展にも貢献する」これは私たちが言っていることと同じではないか! また、次の発言も意外だった。「日本にはすでに相当多くのプルトニウムが蓄積されているが、核武装はしないというのが国民の総意だと思う。核武装論というのが時々右翼の政治家から突発的に出るが、国民の総意はそうではない。核武装は軍事的にも政治的にもプラスにはならないというのが私の前からの持論である。国際政治の上でも日本政府はそれをはっきり表明しなければいけない」。

こうした小沢代表の発言を聞いて私は驚くことが多く「政治家小沢一郎の考えを私はこれまで何も知らなかった」と反省した。私の小沢代表についてのイメージは日本のマスメディアの報道や時々手に入れる週刊誌のゴシップ情報に知らず知らずのうちに影響されていたのではないだろうか。ベルリン最後の“ぶら下がり取材”で「今回のドイツ側との話し合いで脱原発を目指す自分たちの考えが正しいことを確信した」と語っていた小沢代表。国民の60%以上が脱原発を望んでいるのに、政権党の民主党も最大野党の自民党原発推進の姿勢を変えていないという日本の状況のなかで、脱原発という困難な目標実現のために同氏の政治的影響力が発揮されることを願わずにはいられなかった。


(略)


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あとの方のコメント欄で、この方がこんなことを記しています。

「この原稿を読んでくれた日本に暮らす私の友人、知人のほとんどの反応は「それでも小沢氏は信用できない」というものでした。何故みんながこれほどの拒絶反応を示すのか、また今の小沢氏の言動をマスメディアの多くがなぜ無視するのか、ずっと考え続けています.」


そうだろうと思います。
でも、民主党政権をとる前の西松事件勃発以来、定例記者会見を毎回欠かさず見て、それとなく注視してきた結果、
わたしの判断は、今後の日本の政治をゆだねるのは小沢しかいない、というものです。
小沢および、その政治理念に共鳴する若い政治家たち。ここに一筋の希望を見ます。
これは、わたしの眼力による、個人としての判断です。



さて、ちまたで話していると老人たちは放射性物質汚染について反応が鈍いですねー。
あんなに有機農野菜だの、自然食品だのが好きな人たちが、なんでこんなに鈍いのかな。
危機感がない。
若い人や赤ちゃんはたいへんだけど、まあ自分は、、と、どうしてそんな気持ちになれる
のかな。



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http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11361961766.html
東京都民は1ヶ月で3600ベクレルの内部被曝!東京都が公表!&放射能被曝を判断する技術


東京都の公開している放射能関連のデータで、興味深い情報を見つけたのでご紹介します。データは「大気浮遊塵中放射性物質の調査報告」というもので、大気に含まれている放射性物質や被ばく量の予測などのデータです。

この放射性物質の調査結果によると、東京都民は昨年の3月に合計3600ベクレルもの内部被曝をしたとのことです!やはり、福島原発事故が発生した最初の1ヶ月間の被ばく量が桁違いに多く、健康のことを考えるのならば、この1ヶ月の間は東日本を離れるべきだったと言えるでしょう・・・。

(以下略)

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この間、わたしは東京にいなかったので、幸い3600ベクレルの内部被曝はしないですんでいる
とは思いますが、リンク先の棒グラフをごらんになってください。
子どもはこれではたいへんでしょ?


25年後の日本を教えてくれるのが、チェルノブイリです。
以下は、食品と暮らしの安全基金の小若理事長のウクライナ現地報告。
you tubeの発言を文章書起しをしてくれているのが下のブログです。
ここでは要約します。
書起し全文は、リンク先で。


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ウクライナ報告>「5から10ベクレルの食品で被害が出ているという事を確認しました」小若順一氏11/2(内容書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2512.html



(要約)
チェルノブイリ原発事故から26年経っていまして、向こうでは孫が生まれ始めている。


訪問していて、偶然、「足が痛い」という子どもを見つけた。
事故の時に妊娠していた女性の孫の家庭を取材すると、
おばあちゃんも痛い、お母さんも痛い、孫も痛いという。


おばあちゃんはもう全身あちこちものすごく痛い。
お母さんも相当痛いです。
孫になると足が痛い。


学校のお絵かきコンクールをやっていて、校庭で20人ぐらいの子供たちが元気そうに遊んでいて、
そこに副校長先生がいたので、「子どもたちは元気なんですか?」って私が聞いた。


そうしたら、「あんた何言ってんのよ」って、
「もうみんなおかしいよ」って先生に言われてびっくり、
それで「じゃあ集めて聞いてみるかい?」って言うんで、
校庭で遊んでいた子どもたちに集まってもらった。
「足が痛い子」って言って手を挙げてもらうと、
約半数の子どもが手をあげた訳です。
それが2回目の調査ですね。


3回目はもっと詳細にやろうという事で
足首とか膝が痛いとか、腿が痛いとか、ふくらはぎが痛いとか
それから頭が痛い子というのも調査した。


学年ごとに集まってもらって合計101人の子どもを調査すると、
足が痛い子が7割です。
その7割という場所は、第3種汚染地域と言いまして、移住する権利を持っている地域。

頭が痛い子が5割
喉が痛い子が4割



福島から見れば、郡山の、当時だったら5分の1ぐらい、今で6分の1ぐらいという、
その位の線量のところです。
食生活は自給です。
庭に当然作っていますし、畑でも自給します。


それから村よりもちょっと広い入会地みたいな森がありまして、
森できのこを取ったりベリーを取ったりしていまして、それも自給です。
きのこをみんな大量に貯蔵しています。
ほぼ完全自給です。
牛も共同で飼っていまして、ミルクもチーズも自給的なものを食べていると。


衛生研究所に食材を持ちこんで検査してもらった。2カ所で。
それで大体推定してみると、食事、Kgあたり、5〜10ベクレルですね。
kgあたり5〜10ベクレル位で子どもから痛みが出ます。
これがウクライナの実態です。


福島の方はおそらく、おそらくダメでしょうね。
平均が6とか10とかにはならないんじゃないですか。
平均値5から10ベクレル位で、痛みが出てしまうんです。


癌は、良く再生する、良く分裂するところで放射線が遺伝子に傷を付けると癌になりますが、
ところがほとんど再生しない、
たとえば神経など分裂しない細胞に内部被ばくで遺伝子に傷がつくとどうなります?
ダメージだけが蓄積していくんですよ。


ダメージがどんどん蓄積していくと、たとえば心臓が痛くなる。
最終的には心筋梗塞で死にますけど、
それと同じような事が筋肉でも起こるわけですね。
それであちこちが痛いんです。


で、わたしたちが実際に避難をしてもらいました。
非汚染地帯を70日間転々と療養してもらいました。
26歳の女性、チェルノブイリの事故の時に生まれた女性です。
45日目までは全然、全く治りませんでした。
全身が痛くて痛くてしょうがないと、足も腕も肩もというかんじですね。
ところが、54日目位で相当良くなっていまして、70日目でほぼ良くなった。


だから、痛みの場合は直る可能性があります。
いいものを食べてれば治るんじゃないかと思っていますが、
多少サナトリウムなんかで治療を受けていますから、
食べ物だけでよくなるかどうかは、まだ完全に確認できていませんけど、
一応治ることは確認できました。相当時間がかかるけど。


細胞分裂はしない筋肉や神経組織で放射能が内部被ばくで傷がつくと痛みが出るという事だけはほぼ間違いがない。


原理的におかしいのは、僕は添加物とか農薬をやってきましたけれど
添加物や農薬というのは動物実験で無作用量を出すんですよ。
ところが放射能の場合は無発がん量です。無作用量じゃなくて無発がん量です。


で、「癌が出ないところを健康に影響が無い」と言って言い換えるんですよね。
インチキです。

言い換えた上に安全率を掛けません。
添加物・農薬の場合は100分の1の安全率をかけて基準を作ります。
ところが放射能の場合は安全率無しです。
「癌が出てない」という証拠のところまで下げて、人に健康が無いというふうに騙すんですよ。
それが今の学者です。
(添加物のあるものを食べる方が安全なのか・・・ひどい話ですね)


騙されないようにしなきゃいけない、
とりあえずは5から10ベクレル位で被害が出るという事を確認しました。
もうちょっと遠くでも被害が出てるかも。
要するに、
5から10ベクレル位で7割の子どもの足が痛かったという、これが今分かっている事実です。





(質疑応答要約)
質問:
チェルノブイリ健康被害が出ている低線量汚染食品のベクレル数というのは
5〜10ベクレル/kgのものを食べていると。
日本の今の基準というのは100ベクレルですよね、
そういうものを日本の国民なり子供たちが食べ続けた場合の
健康被害の可能性というものについてはどういうふうにお考えですか?



小若:
安全率をかければ当然1ベクレル位に規制しないと、日本の子供に被害が出てくると思いますね。


今までは老人はまぁ良いんじゃないかと言われていましたが、ところがそんなことはありません。
年を取った人もやっぱり痛みが出てきますから、
分からないでしょ?
腰が痛い原因が放射能なのか?
こむら返りをする原因が放射能なのか?
そういったものは判断としては分からないので、
だから…因果関係などの証明は出来ないと思いますけれども、


実態はものすごくひどいです。


僕は、触ってみましたけれども、
もう、ガチガチでね、全身が。
こんなに身体が硬い人には会った事が無いみたいな人がズラズラっといる。
第3種汚染地帯で。
郡山市よりもずっと線量が低い5分の1位。
その位の線量のところで自給生活をすると、
もう心臓は痛い、腎臓は病院にかかっている、身体がガチガチという人が、
もう、ぞろぞろ居る訳です。



だって、5歳から10歳の子どもで
不健康な子どもが95%で、
健康な子どもが5〜6%しかいないというのが実態なんですから。


だから100ベクレルなんていうのは論外だと思います。




質問:
そういう問題について、IAEAもICRPも、
「科学的に放射能といまのウクライナの現状が立証できてない」という事で突っぱねている、
被害の救済の手を差し伸べていないのですけれども、
現地の反応とかはどういうふうだったんですか?




小若:
もう山下の影響がものすごくて、
山下礼賛です。

山下の息がかかっているところに行くと、「放射能は無い」という話になるわけですよ。
山下の関係ないところ、例えば学校に行くと「みんな病気」と、どこへ行っても言うわけです。

だけど、病院とかに行くと、「放射能の影響ではありません」という話になって、
「病気は増えていません」


人口が3割ぐらい減っているのに。


ウクライナ政府の別の機関の報告書だと、癌は1.5倍に増えている。
山下のところに行くと「科学的に解明されていない」という話になっているんです。
日本から山下を通じていっぱい金がいっていまして、
建物がそもそも違います。外壁がきれいです。
他の、日本から金がいっていないところは外壁が汚いです。


要するに山下がウクライナで子どもたちに被害をいっぱい出していて、
そういうことを黙認させている一人の元凶な訳ですね。


結局、「ウクライナ健康被害が出ていないから福島は大丈夫ですよ」と言って
日本人が騙されているところを、私が多分いま、解明しつつあるんだろうという感じで思っています。




質問:
ちょっと前にNHKのETVで同じようにウクライナの報告があったと思うんですが、
非常に話題というか反響を呼んでいる番組なんですが、
あの番組と今回の調査というのは、どういう形でリンクするんでしょうか?


小若:
NHKがやっていたのは第2種と第3種の入り混じったところで、
線量は僕らが行ったところよりもずっと高い。
だから、ま、今の福島並みと思えばいいですよね。


そういうところでもう、体育ができない子どもが殆どという。


我々が行った地域はさすがに体育はやっていまして、元気そうに遊んでいるんですけど、
NHKでやった番組だと、もう遊べない
470人いて10何人が体育ができるという、その位健康が悪いんですから。


だから、福島は本当に…自給生活をしたら危ないと思いますよ。
ただ、外部被ばくだけであそこまでいくともとても思えないんですが、


NHKの番組の地域では病気になった子を調べて
6%健康な子どもがいて、
確実に病気の子どもが78%。


で、僕たちは病気じゃなくて、ただ痛みだけ調べていくと、
7割の子どもが足が痛いという、
痛みだけの話です、我々のは。




質問:
NHKが調査した場所というのは、大体今の福島と同じ程度の汚染地域の子どもたちの状況をやったと、
で、今回やられた調査というのはそれよりもずっと低い、
いまの埼玉と同じくらいの汚染地域の子どもたちの実態調査をしたら
すごい事になっていたという事なんですね。



小若:
はい、そのとおりです。
私たちの事務所と同じ線量のところで、子どもの7割が「足が痛い」と言ったんでびっくりして、
だから健康影響が無いなんて学者が言っているのは本当に詐欺師ですよ。
「発がん量、健康影響が無い」と言っているんだけど、
「実際に行って見てみろ!」って言いたいですよね。
ひどい被害が出ているわけですから。



質問:
先程、埼玉県と同じくらいの線量というところで被害が出ているという事でしたけれども、
それはあれですか?外部被ばくでそこまでの…


A:
いやいや、そこは誤解されると困ると思います。
先程、小若さんも言った通りに、外部被ばくではでないだろうと、食べ物だっていうんですよね。

Q:そうでしょうね

A:
はい、
そういうところに居ても、5ベクレルとか10ベクレル位の食物なんですけれども、
そういうものを食べ続けると、がん以外の健康被害
痛みがかなり出てくるという事を言っている訳ですね。

Q:埼玉県ぐらいの線量のところで育てたものを食べている?

A:そうです。




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いかがです?
スーパーに行くと、埼玉県産のお野菜なんかいっぱい売っているでしょう?
いちがいにどれも汚染されているとは言えないと思いますが、
今から20数年後の日本の状況はこんなふうなのです。
人口は、三割減で、とくに東日本地区は大人も子どもも全身に痛みが出る。
心筋梗塞で亡くなる方も増えるでしょう。
食べ物による低線量内部被曝の問題は深刻です。