明快「候補者の選び方」 そして 小沢一郎遊説第一声

小沢一郎の愛媛での応援演説がアップされています。
いきいきとしています。


http://twitcasting.tv/loveholic629/movie/7582921


自・公・民+維新の大連立は、大政翼賛政治。戦争準備内閣になる。
この危機意識をどれくらいの人がもっているのか。
ほんとに危ういです。


田中良紹氏の選挙の基本。
わたしたちはどんなふうにして候補者を選んだらよいか。
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http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2012/12/post_327.html


民自公の3党合意がもたらした総選挙がスタートした。メディアは連日のように政党の「政策の違い」を報道しているが、おそらく国民には何が何だか分からない。相当にインチキな解説も横行しているから、分かった積りになると騙される。そこに選挙は政策を選ぶと思い込まされている日本国民の不幸がある


(中略)


 政策を並べられてもその真贋を見分けるのは簡単でない。口先で何とでも説明のつく政策には騙される事も多い。個別の政策より、その結果どのような社会を目指すのかをイメージさせる方が重要なのだが、政党が12もあるとそれも判別が難しい。それでは選挙で何を選べば良いのだろうか。


 政策の次によく言われるのが個人を選ぶという事だ。ところが12日間という短期の選挙ではそれも見分けが難しい。特に新人議員の資質など分かるはずもない。結局、現職議員が圧倒的に有利になる。アメリカ大統領選挙のように長期であれば、様々な攻撃に耐える姿から実行力や人間性を見極める事ができる。しかし日本のように名前だけ連呼されても個人の資質は分からない。


 ではどうするか。まずはメディアの報道など頭の中から消し去って、選挙の基本に戻る事である。基本とは、第一になぜ選挙になったのかを考える。第二に、暮らしが楽になったのか苦しくなったのかを選挙の判断基準にする事である。楽になったのなら現状の政治を続けさせる。苦しくなったなら現状を変える一票を投ずる。その一票で政権が変わらなくとも反対票が増えれば政権は政策を見直すようになる。


(中略)



 そこで基本の第一である。なぜ選挙になったのか理由は明白である。消費増税に民主、自民、公明の3党が賛成して法案を成立させたからである。社会保障との一体改革を謳ってはいるが社会保障の中身は不明のまま、増税だけを決めて国民に信を問うた。国民もずいぶん舐められたものだと思うが、それでも消費税に賛成なら民自公3党のいずれかに投票すべきである。反対ならその他の政党に投票する。これが今回の選挙の核心である。


 ところが民自公3党は消費税に国民の目を向けさせないよう他の政策を並べ立て、自分たちが一体でないかのように見せかけている。これが典型的な「目くらまし」のやり方である。愚かな国民の目先を変えさせれば簡単に騙せると民自公3党は思っている。しかし違いを叫んで戦って見せても、この3党は選挙が終われば手を組む以外に政治をやれない。



 そして投票に当たって大事なのは選挙後の政権の枠組みである。政策は口先でごまかせるが、政策を実現するのは数の力で、そちらが現実の政治を決める消費増税の一点で民自公3党が手を組むことは確定している。一方でその他の案件では自民と日本維新の会が手を組む形が鮮明になってきた。従って日本維新の会を「第3極」と呼ぶのは正しくない。民自公と闘わない勢力は「第3極」ではなく「補完勢力」と呼ぶべきである。



 しかしだからこそ日本維新の会自民党との「違い」を強調する「目くらまし」をやる。それが古今東西政治というものの姿である。そういう意味で現状に満足な人間は民自公+日本維新の会のいずれかを、不満な人はそれ以外を選ぶ。


 こうして現状満足か不満かの二者択一が決まったら、最後にそれぞれのグループの中から自分のフィーリングに合う政党を選ぶ。その時に並べられた政策を眺めることはする。これが選挙の基本ではないか。今回の選挙のように多くの政策に焦点を当て、違いばかりを強調していると、選挙後の政権の枠組みや消費増税という核心部分が見えなくなる。選挙に「目くらまし」は付き物だから、それに騙されぬよう、ご用心、ご用心。


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非常にわかりやすいですね。
政策実現は、数の力。
民主党の中にいて消費税反対、原発ゼロなんて、ツィッターでとなえている、かつては
良心的に見えた議員などがいますが、あんなの、ナンセンス。ごまかし。と、いうことです。