来年の夏参院選はどうする?  付録・東電末端社員切り捨て

不正選挙を疑う声が多い。と同時に、それは言わないとする意見も多々。


http://seijishimin.blog.fc2.com/blog-entry-12.html

http://blog.livedoor.jp/arait9343/archives/7634315.html#comments

おかげで、こんな開票立会人というようなことも知った。
こんなこと、知らなかった。


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@スピードがすべて! 原発廃炉! ‏@nyantan_racer
選挙において、不正が無いと思うなら、そう思うが良い。小沢一郎の捏造事件しかり。この国に於いて不正が無かったと考察する方が無理がある。
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わたしの意見は、これに近いかな。
そもそもマスコミの報道の仕方そのものが不正の極みである。


それを考慮に入れながら、現実は闘っていかなければならない。
不正は悪いことは当然。ただしていかなければならないが、現実は、不正だらけ、だしね。


今回、素人の市民が未来の党から出馬の議員にずいぶんボランティアした。
そういう動きも事実。


ただ、政治には、これまでの政治文化の文脈というものがあって、これは一朝一夕では変化しない。
素人にはわからないところがある。ということも、理解する。


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http://www.news-postseven.com/archives/20121220_161598.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=維新のブレーン%E3%80%80たちあがれ日本メンバーの合流に困っていた


 結党間もない新党としては、「議席数54」は大健闘といえるかもしれない。だが、「300人を擁立して政権を取る」と宣言し、国民の注目を集めた往時の勢いが鮮烈な記憶として残るだけに、この結果には「尻すぼみ」「期待外れ」の印象は拭いようがない。
 橋下徹大阪市長が率いる日本維新の会はなぜ大失速したのか。大阪都構想のブレーンを務めた古賀茂明(元経産官僚)、高橋洋一(元内閣参事官)、長谷川幸洋(ジャーナリスト)の3氏が、その真相を語り合った――。
―― 一時は「第三極政権」の中軸とも期待された維新の失速を、「ブレーン」と呼ばれた立場としてどう見るか?
長谷川:私はほとんど部外者として見ているけど、石原(慎太郎)さんとの合流で、維新の政策が非常にわかりにくくなりました。橋下さんは脱原発を目指していたはずですが、核武装シミュレーション論者の石原さんが核燃料サイクルをやめられるわけがない。
「中央集権体制打破」はいいとしても、原発と消費税、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)という個別の政策の方向感が橋下、石原で全然違う。その結果、政策の軸が非常にあいまいになったと思います。
高橋:維新のブレーンたちはみんな、石原さんと一緒に旧たちあがれ日本(以下「たち日」)のメンバーが加わりそうだとなったときから困っていた。とくに(日本維新の会の候補者選考委員長を務めた)竹中平蔵さんとたち日の平沼赳夫さんは絶対ダメな関係ですから。
古賀:郵政民営化の時に、互いに命を賭けあったんですから(*注)。
高橋:多分、2人が顔を突き合わせたらその場で物理的なけんかをする。ほんとにやると思うよ(笑い)。
古賀:橋下さんは石原さんのことが個人的に好きなんでしょうね。ほんとに愛している。だけど橋下さんと石原さんはロミオとジュリエットの関係だと思うんです。お互いが拠って立つ、維新の家訓とたち日の家訓は真逆。
 一緒になり得ない両家を代表して、橋下さんと石原さんが結婚したら悲劇が起きる。だから、こそこそ会ってるのがいいぐらいで、ロミオとジュリエットのように、ほんとに結婚しようなんて思っちゃいけないんです。
 ツイッターで橋下さんに向けて、「間違えたということはよくお分かりだと思います。理念も政策も違う石原さんや旧たちあがれ日本の老人たちと決別してください」とつぶやいたら、3000件以上のリツイート(引用)がありました。でも普通あそこまで批判したら、橋下さんは徹底的に反論してくるはずなのに、むしろ批判に感謝するようなツイートをしてました。ほんとは彼もわかってるんだと思います。
【*注】竹中氏は小泉政権下で内閣府特命担当大臣として郵政民営化を進め、平沼氏は民営化に反対し2005年の郵政解散の際、自民党を離党した。総選挙後、竹中氏は郵政民営化担当大臣として郵政法案成立に携わった。


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橋下は嫌いだし、竹中も好かん。
ただ、このブレーンで一致していることは官僚政治打破。
石原と結べば、自民の補完勢力になることは当然。


官僚政治打破という一線で、小沢一郎が維新と連携しようとしたこと、まあ、これが政治文脈の中での
動きというものなんでしょうね。たぶん、相当確約があったものと思う。
そして、これができていたら、小沢も言っているように勝ち目があった、らしい。


わたしは、いつものように田中良紹さんの政治解説がいちばんぴったり来ます。
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http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2012/12/post_329.html
違憲総選挙の結末


私が大政局の中盤と位置付けた総選挙は自公の圧勝となった。自公の議席数は7年前の郵政選挙に匹敵し、自民294、公明31と合わせて衆議院の3分の2を超えた。国民が自民党過半数を超える議席を与えたことで消費増税原発再稼働、憲法改正は容認された事になる。


 与党は衆議院のすべての常任委員会過半数を占め、すべての法案を可決する事が出来る。参議院で否決されても衆議院で再議決できるので国会運営はオールマイティになる。それが選挙無効になるかもしれない憲法違反の総選挙の結末である。その事の意味を国民は重くかみしめるべきである。


 違憲状態を承知の上で解散に踏み切った野田総理の責任は重い。「ねじれ」によって政策の遂行が困難な時、これまでの総理は自らの首を差し出して政策を実現させた。内閣総辞職をする代わりに政策を遂行させてもらったのである。これに対して解散は、政策遂行の行き詰まりを打開するため議員全員の首を切り、国民に政策の是非を問う事である。


 今回の例で言えば、民主党マニフェストに消費増税を行う前に国民の信を問うとあるので、野党は解散・総選挙を求めていた。従って解散で国民に問わなければならなかったのは何よりも消費増税である。ただ民自公3党が消費増税法案の成立に協力したことから、3党間ではそれが争点にならない。


 自民党はデフレからの脱却と外交・安全保障問題を前面に打ち出して民主党との対立点を作り、公明党民主党政権運営の拙さを攻撃した。そのため3党間の選挙争点は消費増税より民主党政権のこれまでの実績を問うものになった。そこにTPPや原発問題が加わって本来の争点である消費増税がみえにくくなった。


 民主党が大敗する事は誰もが予想していた。野田総理一人が首を差し出して切り抜けられる道を取らず、大勢の仲間を犠牲にする道を選んだことが私には理解できなかった。結果として党勢を4分の1に減らしたのだから、違憲選挙を仕組んだ野田総理には二重三重の責任がある。(これも小沢さんが言っていましたね。自分一人が犠牲になることがイヤで、自分一人だけは助かりたかったのでしょう。)


 一方で民自公3党体制に不満な国民は「第三極」に期待をかけた。しかし私は「第三極」が民自の2大政党に対抗する「第三極」ならば政治を大きく動かすことにはならないと考えていた。民自公3党はこれからしばらく社会保障と消費税の問題で一体とならざるを得ない。従って「第三極」が政治の軸になるためには民自公に匹敵する勢力を結集して対抗しなければならない。「第三極」のままでは公明党のような補完勢力になるだけだ。


 「第三極」は総結集を図り「第二極」になるべきだと思っていたが、大阪市橋下徹市長が石原慎太郎氏と組み、その石原氏が総理を目指さないと言った事で「第二極」の夢は消えた。「第三極」から総理を出すためには小沢氏らも含めて総結集を図らなければならなかったからである。「日本維新の会」が自民党の補完勢力になるしかない事が分かったところで自公圧勝は見えていた。


 さて問題なのは選挙直前に結成された「日本未来の党」である。公示前の62議席を9議席に減らした。民主党が4分の1ならこちらは7分の1の激減である。この選挙に5年前の参議院選挙で安倍自民党を大敗させ、3年前の総選挙で政権交代を成し遂げた小沢一郎氏の片鱗が全く感じられない。


 想定外の解散と準備不足のせいかもしれないが、それにしても小沢氏の姿がこれほど見えない選挙も珍しい。11月12日に東京高裁で無罪判決を受け、これからいよいよ表舞台に出てくるのかと思ったら全く逆になった。意識的に表に出ないようにしているように見える。何があるのだろうか。


 そもそも小沢氏は「寄らば大樹の陰」というタイプではない。93年に自民党を離党して36人で新生党を結成し、97年に新進党が分裂した後には衆議院42、参議院12名で自由党を結成した。いずれも小政党ではあるがしかし政局を動かす力は持っていた。そして本人が先頭に立った自由党時代の選挙では比例代表で毎回10%程度の得票率を得ていた。2000年の総選挙では660万票を獲得している。


 それが今回の選挙で「日本未来の党」が比例で得た得票率は5.7%、340万票に過ぎない。また原発問題を争点にしようとしたが、国民の関心は景気や経済対策にあり、原発は大きな争点にならなかった。最も関心が高いはずの東北でさえあまり票を得られず、「小沢王国」と呼ばれた岩手県も本人だけの当選である。


 選挙戦略に強いはずの小沢氏が「崖っぷち」に立たされていると見えるのである。メディアは毎度おなじみで「小沢神話は終わった」と繰り返すだろう。しかし現下の政局はこれで終わったわけではない。来年夏の参議院選挙をにらんでこれからが大政局の始まりである。


 安倍氏のインフレ政策は円安、株高を招くが、同時に国民生活は物価高の直撃を受ける。そこに消費増税が加わればどうなるか。小泉政権の時と同じように国民は悲鳴を上げる事になるはずだ。その消費増税を国民が「リコール」できる最後のチャンスが来年夏の選挙である。


 今回の1度目のチャンスを国民は「目くらまし」に遭ってふいにした。来年こそは自分の生活にとって何が争点なのかを見極めなければならない。私の言う大政局の終盤は小沢氏にとっても政治生活をかけた大勝負の時になるはずである。そうでなければこれまでの行動が意味をなさなくなる。

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小沢氏が崖っぷちに立たされていると見える、ということ、来年夏の参議院選挙が小沢の最後の大勝負の時ということ、
そのとおりだと感じる。
社会党とか共産党に政治の実際を動かす力をわたしたちは期待できない。
すると、小沢一郎とか、国民の生活が第一による人々に期待するしかないのです。
そういう人たちが、どうやったら、いまの窮状を切り開いていけるのか。
改憲増税原発推進をあらためさせていけるのか。




付録ですが、こんな内部告発が。
ひどいな。東電という会社。
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http://022.holidayblog.jp/?p=6180
内部告発!!「異論があるなら裁判を起こせばいい!!」 東京電力福島第一原発で働く社員と家族の補償を打ち切り!!



12月13日、今も福島第一原発で働く東電社員と懇談してきました。
驚愕の事実が分かりました。
東電社員及び家族の補償の打ち切りが決まったそうです。
12日に説明会があったそうです。
説明会は紛糾し、会社からは異議があれば裁判を起こせばいいだろうと言われたそうです。
また、説明会の資料は外部に絶対に公表しないように言われたそうです。


福島原発で働く社員の多くは警戒区域に住まいがありました。
いわば町の人間なのです。
補償の打ち切りの理由は、借り上げ住宅が借りられたのだから精神的苦痛はないとのことでした。
彼らは住まいを奪われ、家族を失いながらも、あの震災当日に命を削りながら働いた人間達です。
そして、これからの福島原発の収束を支えていく人間でもあります
10月に家族分については補償すると約束したのは東京電力です。しかし、2ヵ月もしないで反故にしたのです。
彼らも被災者であることは明白です。
いうなれば被災者への侮辱になるのです。


私の友人は本気で会社を辞めると言っていました。
怒りよりも悲しいと…
何の為に今まで頑張ってきたのか分からないと自分はまだしも家族まで補償されないことがつらいそうで、離婚をしてなんとか家族だけでも救えないかとも考えていました。
彼らは原発設備のプロです。彼らの尽力なくして原発の収束はありません。
想像してください。やる気もなく、会社に恨みのある人間が原発を扱うことを。
彼らは原発メルトダウンさせることもできてしまうくらいの知識はあります。
私が恐れていた事態が起きてしまいました。
東京電力に断固抗議します。


また、広野独身寮(通称Jビレッジ寮)を東京電力仮設住宅並みの設備を整えていると言っています。
うそです。スーパーハウスを安っぽくしたプレハブ寮です。風呂もシャワーしかありません。トイレは仮設トイレです。車の持ち込みも禁止。
人間が暮らす最低限度しか整っていません。
そこに友人が何十人といます。今日あった友人は顔つきが依然の顔とはかけ離れていました。
そして皆が命を張った結果がこれかと、なかば頭がおかしくなっています。
東京電力社員で高給与なのは、上の人間だけです。
原発は地方採用の人間(高校卒)がおもです。
30代で400万ほどの年収です。


命を削り、人間的生活ができず、会社の上層部の判断により起きた原発事故で生活を失なった人達がこれしかもらえてないのです。
こういった人間が何百人もあの福島原発にいるのです。
彼らが辞めたら、原発の知識も薄い人間が福島原発を収束していくことになります。
改めて、東京電力という会社の暗部を知ったしだいです。
彼らは給与という足かせにより、強制労働させられているといっても過言ではないでしょう。
今回の件については怒りを禁じえません。
断言します。近い将来このままでは福島原発は最悪の結果が訪れます。
社員を守らない会社に未来はありません。
会社が社員をかえりみず、会社の存続だけを考え、最低責任である補償すら果たさないのであれば、それは破滅を加速するだけです。
もう一度言います。
東京電力は命をかけた人間に、いやなら裁判を起こせと言いました。これ脅しですよね。
とても切ないです。
たった2年でこれです。あと東電試算でも廃炉までに35年かかります。
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「補償」がどういうものかよくわからないのが残念ですが、家族を転地させていて、その補償なのか?
東電社員家族切り捨ての前に、住民の切り捨てがまずありましたよね。
権力というものはそういうものなのだから、自分だけうまい汁を吸えるから黙っておこうという権力のおこぼれちょうだい発想では
だめなのです。
うまい汁を吸おう、という発想は、自らをだめにします。