再掲・アルジェリア人質事件について 内藤正典氏インタビュー・ダイジェスト 

すでにご紹介しましたが、内藤正典氏インタビューのほんのさわりだけが、you tube にあがっています。
ぜひともこれをちょっとのぞいたあと、IWJのustreamをじっくりとごらんください。
一時間半くらいですが、引き込まれます。
メディアで流布しているものとはまったく異なる視点が得られます。




IWJ ustream です。


http://www.ustream.tv/recorded/28744645




鈴木宗男日記のなかに元外務省官僚だった佐藤優氏のコメントが引用されています。
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http://sun.ap.teacup.com/souun/9834.html
「大使館の駐在武官、外務省職員の数を増やせと言う人は、短絡的な発想であり先を見ていない:ムネオの日記」  憲法・軍備・安全保障
2013年1月24日(木)



昨夕ある会合で、大宅壮一賞作家の佐藤優さんが

アルジェリアでの人質事件が起きた最大の要因はリビアカダフィ政権の崩壊で、マグレブ南アフリカに権力の空白が生じたからだと指摘した。

 18日、訪日中の中東のインテリジェンス機関元幹部の内輪話として今回のテロ攻撃は、ずっと以前から計画されていた。マリ空爆に対する報復という主張は口実にすぎない。



また、『イスラムマグレブ諸国のアルカイダ』という名称に引きずられてはならない。

アルジェリアのガス関連施設を襲撃し人質事件を起こしたテロリスト集団と、2001年9月11日に米国で同時多発テロ事件を起こした「アルカイダ」の間には、何の関係もない。

イスラム過激派の中で『アルカイダ』がブランドになっているので誰もが自称したがるということに過ぎぎない。

リビアカダフィ政権はイスラム過激派を弾圧していた。リビアはあの地域の軍事大国でマグレブ諸国だけでなく、マリなどの南アフリカ諸国にも強い影響力を持っていた。

その影響力がカダフィ政権の崩壊によってなくなり、その空白にイスラム過激派が入り込んでいる。

フランスがマリを空爆したのは、もはやインテリジェンス機関による暗殺や破壊などの秘密工作では処理できないほどイスラム過激派の力が大きくなったからだ」

と話された。

 マスコミでは報じられていない視点、角度からの分析で、さすが佐藤優さんだと頷いたものである。


以下略

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以上の佐藤優氏の指摘は、内藤正典氏のものと重なります。
内藤氏の話は、この「イスラム過激派」というものについての解説が詳しかった。
サーフィといってたかな、イスラム原理派という意味。
イスラム教の価値観とフランス的近代の価値観との齟齬もよく説明してくれていました。
世界中でなぜイスラム教徒が増えていくのか、ということについても。




先ほど見た内藤氏のツィートです。
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masanorinaito ‏@masanorinaito
新自由主義的な、勝ち組はどんどん階段を上り、負け組は退場しろ、的な物言いは、およそイスラームの価値に合わない。しかし、世界の経済システムには、いまだ新自由主義の夢を追う気配が濃厚であるゆえ、それに抵抗するイスラームは、目障りで、掃討すべき対象として欧米諸国には映るはずである。
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