正気の沙汰でない、日本の現実。

何年か前は、小沢一郎を貶めた西松建設事件、陸山会事件に関わる司法、メディア、それに政治家、文化人の
言説が、まっとうさを欠くと、怒ってた。
問題の露出が象徴的で、怒りも集中できたけど、昨今はあまりにボコボコとあちらからこちらからひどい話ばかり
が、あたかも当たり前のような顔をして大手を振って歩いて来るんで、もう・・・・呆然。


安倍内閣のひどさを言い、東京オリンピックを決めた猪瀬東京知事のひどさを、心ある人は言うけど、最後は
「そういう人を選んだ国民のせいだ」「われわれのせいだ」といわざるを得ない。
おかしくない?


何年もウォッチングしてきて思うが、日本人が平和ぼけというなら、選挙制度が公正であるとか、メディアは客観的
な報道をしているとか、そんなことを信じているナイーブさをそう言うんでしょうね。毎日配られてくる新聞記事を
無防備に信じるとか、テレビニュースを無防備に丸飲み込みするとか。


選挙って、あらゆるレベルで不正が入り込むものだと、今は確信してます。
老人施設を経営している議員が、レクリエーションで書道をさせて、選挙前には自分の名前を書く練習させるとかいう
噂、聞いてきました。田舎に帰ったとき。そういうレベルから、もっと巧みで大掛かりなものまで、いろいろあるでしょう。


わたしたちは、自分たちがあんなバカを選んだんだからしようがない、なんて、自分のせいにしなくていい。
noは、noです。


あまりにひどい話題がありすぎですが、良質のメディアをいくつかご紹介。
BS11です。



とてもわかりやすく、おさらいをしてくれているし、小出裕章さんの話に改めて深刻な現実が思われる。
東京オリンピックなんて言って浮かれている場合ではないだろー、とひしひしと感じられる。
正気の沙汰でない日本。



そのオリンピックですが、建築家からこんな異議が出ているそうです。東京新聞です。
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「神宮の森 美観壊す」 20年五輪 新国立競技場巨大すぎる 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013092302000121.html


 二〇二〇年東京五輪のメーン会場となる新国立競技場をめぐり、世界的建築家の槇文彦さん(85)が計画の大幅な見直しを求める論文を発表した。新競技場は自然の美観が保存されている東京・明治神宮外苑の風致地区に立地する。槇さんは、現計画では巨大すぎて歴史のある景観を壊すと懸念。莫大(ばくだい)なコストがかかる恐れもあるのに、関連した情報が知らされていないと指摘する。  (森本智之)


 「新競技場は数字(延べ床面積)だけ大きくて、必要かどうか疑わしい機能が多い」
 槇さんが異議を唱える最大の理由は、新競技場の巨大さにある。先月、日本建築家協会の機関誌『JIAマガジン』に問題を指摘する論文を発表した。
 文部科学省所管の独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)によると、「世界一のスタジアム」を目指した新競技場は、新宿区霞ケ丘町の現国立競技場を取り壊して建て替える予定だ。施設を大幅に拡充。開閉式の屋根を備え、観客席を五万四千席から八万席に増やすほか、スポーツ関連の商業施設や博物館・図書館などを加え、延べ床面積は五・六倍の二十九万平方メートルにふくらんだ。
 神宮外苑崩御した明治天皇をたたえようと、内苑(ないえん)である明治神宮とともに整備され、一九二六(大正十五)年に完成。東京で初の風致地区に指定され、景観を守るため開発が規制されてきた。
 ところが、高いところで高さ七十メートルに達する巨大な競技場を建てるため、都は今年六月に高さ規制を緩和。十五メートルから七十五メートルへと五倍に緩めた。
 これに対し、槇さんは「外観上、新競技場は大部分がコンクリートの壁になる。これでは単なる土木加工物。歴史的に濃密な地域の美観を壊してしまう」と危惧。「景観を守るために作ったルールを自ら否定した」と、都を批判する。
 二十九万平方メートルの床面積は、昨年のロンドン五輪のメーンスタジアムと比べ約三倍の特大サイズ。しかし、敷地面積はロンドンの七割しかない。
 槇さんは、コストの問題も指摘する。
 国際基準では、五輪の主会場に使う競技場は観客席が六万人以上必要だ。だが槇さんによると、ロンドン五輪では八万席のうち六割以上は仮設だった。
 「全て本設にしなくても五輪はできる。終わった後、八万人もの観客席がどれだけ使われるのか。十七日間の祭典に最も魅力的な施設は次の五十年、百年後、都民にとって理想的とは限らない」
 試算したところ、観客席の一部を仮設にし、過剰な駐車スペースや余分な関連施設を減らすだけで、少なくとも数百億円のコストが削れるという。
 槇さんは「必要な情報が事前に十分に公開されず、国民が計画の是非を判断する機会が与えられていないことが問題」と指摘。有志の建築家らとシンポジウムを開いたり、要望書を提出したりすることを検討している。
 JSCの担当者は「各界の代表にお願いした有識者会議で、必要な意見は吸い上げている。計画は確定というわけではなく、必要なら見直す可能性はある」と話している。
<まき・ふみひこ> 東京都出身。東京大で故丹下健三氏に師事。米ハーバード大大学院修了。「モダニズム建築」の旗手として知られ、主な作品は東京・代官山の複合施設ヒルサイドテラス幕張メッセ、名古屋大豊田講堂など。建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を師の丹下氏に続き、日本人として2人目の受賞。イスラエルウルフ賞や米建築家協会ゴールドメダルなど受賞多数。
<国立競技場の建て替え計画> 1958年に完成した現競技場は老朽化が進み、五輪会場の基準を満たしていない。2016年五輪の招致では晴海地区にメーンスタジアムを新設する計画だったが、交通アクセスの悪さなどが指摘され、現在地に建て替えることが決まった。新競技場には、VIP席・個室席(2万5000平方メートル)、スポーツ博物館・商業施設(計2万1000平方メートル)、地下駐車場(900台分)なども計画。15年秋の着工、19年春の完成を見込む。総工事費は少なくとも1300億円かかる見通し。
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それから、東京の水道水の話。これは、マスコミではどれくらいの大きさで報道したんでしょうね。
誰も知らないよ。わたしの周りでは。
お役所は、「公式」に発表しているらしいけど。
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http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3266.html
みんな楽しくHappy♡がいい♪


省略


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報道発表 文部科学省
平成24年5月2日
都道府県別環境放射能水準調査(四半期上水(蛇口水))
の結果について(1〜3 月分)
標記の件について、「「総合モニタリング計画」に基づく、東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故の発生を受けて文部科学省が継続的に実施している放射線モニタリングの見直しについて」(平成23年12月2日公表)に沿って、3ヶ月間採取し続けた上水を測定した結果をお知らせします。
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この時から、測定方法が水道の蛇口から毎日一定量の水道水を採取し、
水分を蒸発させて濃縮したものを3か月分まとめて
ゲルマニウム半導体核種分析装置を用いて分析したものになり、
つまり3カ月ごとに数値が公表されるようになりました。
そして、全都道府県の水道水が公表されています。


↓今は文部科学省のサイトから、原子力規制委員会のページに移動しています
上水(蛇口水)のモニタリング
ND表示のみを掲載し続け、人々の水道水への関心が薄まった頃、
平成24年5月にこの方法と様式になってから
それ以前はすべでND(検出限界値以下)になっていた数値が表に出てきました。
1年半の間、同じ12都県(1回だけ13都県)で放射性セシウムが検出され続けています。
つまり、水道の水には放射性物質はやっぱり入っているのです。



水道水にセシウムが入っている12(13)都県
岩手県(盛岡市)秋田県(秋田市)山形県(山形市)福島県(福島市茨城県(ひたちなか市)栃木県(宇都宮市)
群馬県(前橋市)埼玉県(さいたま市)千葉県(市原市)東京都(新宿区)神奈川県(茅ヶ崎市新潟県(新潟市)
※長野県(長野市)24年4−6月のみセシウム入り
宮城県だけ都道府県別環境放射能水準調査に参加していません


以下略


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どれくらい入っているのかは、リンク先でお確かめください。
ちなみに、生協で宅配をつかっているんですが、この放射性物質の検査結果、わたしはまったく信用していません。NDがずらっと並んでいるけど、ね。
水も買っているけど、高い山などにはホットスポットがいっぱいありそうで、これも悩みつつ、選んでいます。
これくらい注意してもたぶんずいぶん摂取しているだろうと思いますが、蓄積量がいくらか違うかと。


友人知人はこういうわたしにあきれる人も多いけど、生体反応です。ふつうに筋道立てて考えて、危険、と感じるので、無防備にはなりません。