「うちの上層部はもう、戦争を覚悟しており、その方向へ進もうとしている」

NHKを独占して、大本営発表したらしいですね。
らしい、というのは、見てないから。
テレビがないせいもあるけど、見たくない。
詭弁に満ちた、一見きれいごとの、気色のわるい言葉を聞きたくない。


かわりに、あちこちで取り上げられていますが、小沢一郎の定例記者会見を貼付けておきます。
民主党の時代から、このままほうっておくとファッシズム政権が出てくるよ、と何度も何度も
言ったのが小沢でした。アメリカに、もう少し日本をコントロールばかりしていないで自立させないと
ファシズム政権が誕生するよと僕は何度も言ったんだが、という言葉も聞きました。


それが現実になってしまった。
類は類をもって集まる、というが、いまの政治も、メディアも、経済も、司法も、言論も、
みんな似た者同士なんでしょうね。だから、これほど見識のある小沢一郎が排除されるんでしょう。


この動画がまだ4170しかヒットしてないのが、残念。


日本のメディアのだめさ加減についてのツィート集。
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Erina ‏@erina0217 2時間
今日のBBCラジオでは欧州訪問中はちっとも話題にならなかった安倍首相の名前が!
強引な改憲を推し進めようとしているが、国民の6割以上が現在の平和憲法支持と。
改憲の動きをextremely controversialと表現してたのが印象的。


@erina0217
幼稚な安倍晋三世界各国のマスメディアのほうがNHKや民放よりも正確な報道がこの頃ですB層国民にイライラ…


@satoto_m その通りですよ。日本の報道しか見れない、理解できない日本人をこれほど哀れだと思ったことは今までないです。( ;´Д`) 報道の自由があってもそれを享受できないなら北朝鮮とまるで変わらないと思えてきます。



@erina0217 メディアの「クロスオーナー制」も大きな問題なんです。洗脳するためには大手メディアだけ官房機密費で抑えれば政府の思い通りが現実なんです。先進国では日本だけだそうです。表現の自由なんて可笑しくて「ヘソでお茶」ですよ。また政府と司法も既に手を結びめちゃくちゃ。



@satoto_m 政府、大手メディアに経団連これに好きなだけ吸い取られて終わりってのが日本人なんでしょうね。確かに海外のニュースも報道の方向性が決まらないと(政府によって決められないと)表に出てこない。出て来てもみんな同じこと書いてある。ホント、国民をバカにしてますよね。



@erina0217
すべての権力は官僚が持っています。財務官僚、法務官僚、外務官僚。元は中央集権が今の体制をつくり。既得権益を守る為には邪魔する奴は全て排除。中央集権を壊そうとするこ存じの小沢一郎が典型的な犠牲者。ある意味北朝鮮よりもとんでもない国になりました。



@satoto_m 官僚も組織として完結してい「誰が元締」と言うわけじゃないのが厄介です。そのために中々追及しきれない。小沢さんは司法にまで牙をむかれてしまい、悪いイメージもしっかり国民に植え付けられちゃいましたしね。これがまさの日本の膿ですね。
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そして、岩上安身さんのこんな記事が。
現役キャリア官僚が、日本は戦争へのレールを走っている、既定路線だ、と漏らしている。
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http://iwj.co.jp/wj/open/archives/140101

【岩上安身のツイ録】官邸前抗議行動に加わった現役キャリア官僚の危機感「日本は戦争へ向かう。自分は日本から逃げる」
 

本日の安倍総理の記者会見、安保法制懇の報告書を受け、集団的自衛権行使容認を発表すると思われるが、この流れを深刻に懸念していた官僚もいる。お名前は出せない。官庁名も伏せておく。現役のキャリアである。昨年末、秘密保護法が可決される直前の抗議行動に参加した。人生初のデモ体験だった。


 「国会前や官邸前、あるいは各省庁前でいくら反対の声をあげても、まったく政治家や官僚にはこたえない。官僚たちは日本が民主主義国だと思ってもいない」とその人物は言った。


 では、なぜ、有効ではないとわかっていても、抗議行動に参加したのか?

 「いてもたってもいられなかったから」と。



 結果として、このキャリアの危機感は的中した。秘密保護法可決からわずか半年で、安倍政権は解釈改憲に踏み込もうとしている。同省内ではかなりハイクラスのポジションにあるが、それでも上の上がいる。意見具申しても聞き入れられる状況にない、という。



 「うちの上層部はもう、戦争を覚悟しており、その方向へ進もうとしている」。



 なぜ?という問いに即座に「一部の人は、儲かるから」。戦争は一部の人間にとってはビジネスなのだ。

 


この秘密保護法を突破されたら、一気呵成に憲法改正、そして集団的自衛権行使まで突き進む。そうなったら間違いなく戦争になる。省内を見ても、他省を見ても、自分のように懸念している人間はたくさんいる。でも、上の方は戦争の方向へ進む気でいる。食い止めるにはここしかない」と、昨年末の時点で、このキャリアはそう断言していた。




 「日本の財政はもうこんなに悪化している。戦争でもやって儲けるしかないと、本気で思っている」。



 つまり官界のトップも、財界、大資本家の意を受けている、ということだ。
2008年のリーマンショック以後、ノーベル経済学賞ポール・クルーグマンが言った言葉が忘れられない。



 「この大不況を乗り切るためには惑星一個分の新たな輸出市場か、第三次世界大戦が必要だ」。クルーグマン一流の冗談かと思っていたら、日本も世界も、着々とそちらの方向に進みつつある。



 でも、かつて日本は戦争して、初戦の戦闘は勝ったが、資源もなく、結局は負けた。今の支配層に勝算はあるのか?



 「そんなこと考えているわけないでしょう」。



 開戦までは考える、その先は何も考えていない。昔と何も変わらない。



 「米国からも、おかしい、やり過ぎだと散々、日本政府に信号を送られて来ている。にもかかわらず安倍政権も、それを支える日本政府も暴走している。秘密保護法、そして解釈改憲となったら、もう自分はキャリアを捨てて外国へ逃げる」。



 日本を捨てて逃げる、というこの言葉は、身軽な若者が吐き捨てた言葉ではない。50代の働き盛り、現役キャリア官僚の言葉なのだ。




以下略



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背筋が寒くなります。
このキャリア官僚の言葉は、昨年末の話。
勝っても負けても、一般人にとっては戦争はだめだ。何にも得にならない。



昭和五年、つまり満州事変の前の年のことですが、
前川佐美雄の「植物祭」という歌集がでました。その中の一首。


戦争のたのしみはわれらの知らぬこと春のまひるを眠りつづける



この歌が、いまのわたしたちの歌になってしまった。ぞっとするような思いです。