短歌のページ

追悼 石田比呂志

2011年2月24日午後0時10分、脳内出血にて永眠す。 石田比呂志の歌・・・・・・・・・・・歌集『滴滴』『九州の傘』より 第一歌集『無用の歌』や、『石田比呂志全歌集』におさめられている初期歌篇 もよいが、この二冊の歌集の時期がもっとも充実している。 …

短歌のページ・雨後五首

雨 後 阿木津 英 にんげんに善きもののなほ遺(のこ)されてわが渡りゆく千年の雲 来て止まる雀か何か冬木木のひかりのあめの繊きこずゑに ダンテ『神曲』地獄篇 名聞(みやうもん)は一吹きの風こちらからあちらから吹き名もまた変はる 五つ六つ鴨どり浮かび鷺…