消費税・日米中関係のことなど・・・・ツィートより

今夜の金子勝氏のツィートと岩上安身氏のツィートからご紹介します。



岩上安身氏ツィート
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消費税率のアップと法人税減税のセットによる、家計から大企業への大規模な富の移転は、
株主=外資への配当に消えてしまう。ザルに血税を注ぐようなもの。輸出企業こそ、日本経
済を支える屋台骨、と言うのは一面の真理でしかない。日本を代表するキャノンやトヨタ
株主も、すでに過半数外資


大企業が、ストローのようになって、日本の富の国外流出に利用されている構図に注意を!。
RT @tokyocpa @iwakamiyasumi 企業の内部留保が史上最高、法人税の税率をさげる必要があ
るのか・・・。赤字経営の中小企業には、法人税減税のメリットなし。


日本から吸い上げられた富は、めぐりめぐって中国へ資本投下され、中国の競争力強化につ
ながってゆく。属米反中の色眼鏡をかけていたら絶対に見えてこない現実。
RT @nattojugon 「構造改革」こそが日本の産業競争力を決定的に落とした。ついに工作機械分
野でも中国に抜かれて



冷戦後、主要敵のいなくなった米国の軍産複合体は、日本経済を新たな標的に。92年、CIA
長官はこう発表した。



「今後、情報活動の約4割は経済分野に傾ける」。その当時、米国を脅かす、最大の経済大国
とは日本。日本経済こそがCIAの標的に。この当時の長官がロバート・ゲーツ。現在の国防長官。
昨年11月、「普天間は日米合意通り、辺野古へ」と一喝して、圧力をかけた人物。



現実の経済が、経済学の理論モデル通りに動かないことは周知の事実。そこに「政治性」が忍
び込むから。冷戦後、20年にわたる日本経済の長期停滞を、経済理論だけで説明するのには限
界がある。ゲーツの圧力の背景と同時に、ブレジンスキーの米中二カ国で世界を統治するG2論
をも理解すべき。



そして、今の戦いが70年代初頭から続いている事実も。ニクソン政権は日本の頭ごなしに米中
関係改善に着手。これに危機感を抱いた日本政府は、田中内閣の時代に電撃的な日中国交回復
をなしとげた。これに怒り狂ったキッシンジャーは、こう言い放った。「Jap takes cakes!」。



「Jap takes cakes!」。すなわち、「日本人野郎が、ケーキをとりやがった!」。
この「ケーキ」とは、中国市場のこと。おししい市場に先にアクセスしたジャップは許さない、
ということ。幕末維新から第二次大戦までの間も、日米は中国権益をめぐってしのぎを削って
いた。



日本の敗戦、占領支配、そして冷戦によって、一時的に棚上げされてきたこの権益競争も70年
代から再開され、その緒戦から日本はフェアとはいえない手段でうちのめされてゆく。
海の向こうからやってきたロッキード事件で、田中内閣は崩壊。以後、今の小沢一郎に至るま
で、その繰り返し。


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大企業がストローになって日本の富がアメリカへちゅ〜と吸い上げられ、回りまわって中国へ
投資!
この20年間の日本の経済低迷も、これは経済政策の問題だけでなく、アメリカの政策の干渉
によるのだよ、と言ってます。
なるほど。



次は金子勝氏のツィート。
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口蹄疫問題でも、もう1つ菅政権のスピードが速くないですね。参議院選挙向けに、相当大胆
な「新成長戦略」を出さないと、といってもマニフェストを外せませんが、後がもたないでし
ょう。その中身をしっかり見極めないと、いけません。いい加減な官僚文書だったら、ノーで
す。


日本振興銀行ついに来てしまいましたね。商工ローンを従業員ごと丸抱え買取など、とかく噂が
絶えませんでした。何か書かれるとすぐに訴えるという状況が続いていましたから、Xデーが囁
かれていました。木村剛氏は能力が高いですが、竹中氏と結びつくなどして、明らかに無理をし
すぎたようです。


菅首相は人を選べない。ツケが早くも出ています。1つは荒井国家戦略相の事務所費問題。
いま1つは山田・筒井の農水相副大臣コンビにしなかったこと。口蹄疫のウィルスは強く空気
伝染します。放置すれば、やがて四国から関西まで及ぶ危険性があり、命取りになります。
これでは官房長官がかわいそう。


誰が見ても一番できる筒井氏がまた農水大臣になれませんでした。憶測にすぎないが、彼が菅
グループを離脱したからではないでしょうか。そうだとしたら、菅首相のケツの穴の何と小さ
いことよ!この危機管理のなさを見ていると危険。口蹄疫を甘く見ています。中国から鳥イン
フルが来たら、もうダメです。



政権に対する支持率の大きな振れ、多くの国民が事業仕分け喝采し、景気対策と中国への輸
出で景気が持っているだけで、普天間を忘れてしまう国民性。これだけダメでも、現実を直視
せず、規制緩和法人税減税でまだ日本は成長できると信じています。残念ですが、真実を
理解できる頃は遅いでしょう。


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マスコミ報道にいつものせられてばかり。
普天間の問題を報じなくなったら、いつのまにかそんな問題には無関心になってしまうわたし
たち。
それではいけない。
新聞の大活字に躍らされ、テレビニュースのもっともらしいアナウンサーの
しゃべりにうなづいてばかりいては、そのツケはわたしたちにいずれ回ってくるでしょう。