民主党の現状と、川内博史議員・森ゆうこ議員の勇気ある発言

昨日、川内博史議員と森ゆうこ議員が、岡田幹事長に質問状を手渡すまえに記者会見
をしました。ustream中継を見ましたが、ここにご紹介します。



岩上チャンネル
http://www.ustream.tv/recorded/12146138

24日に回答を求めたいとする質問状を、まえもって岡田幹事長に提出する、という
ものです。これ以上、民主党内部の亀裂をふかめないでいただけないかという「お願い」
だと、森ゆうこ議員の説明。


西松事件は、もう裁判はない。陸山会事件は冤罪です。無罪になったとき、誰が責任を
とるのでしょうか。」
予算委員会から、やめる意志もない議員をやめさせるのはなぜか」
政治倫理審査会の委員を川内委員はやめさせられた。規定では正当な理由がないのに
やめさせることはできないことになっている。」
「党大会の当日、森が質疑をもとめたが、おこなわれなかった。運営に瑕疵があるのではないか」
「質疑をもとめた議員がいたが、党大会を混乱させる意図があったと岡田幹事長のブログに書いて
いるが訂正謝罪をもとめます」
「マニュフェストを変更すれば、今後民主党は何を約束しても信じられなくなるのではないか」
そのほか、消費税増税、TPP、内閣改造、与謝野大臣問題などなど。



この記者会見後、ふたりは、岡田幹事長の部屋に入り、質問状を提出。
部屋を出てきたあとの、ぶら下がり会見は、こちら。



岩上チャンネル
http://www.ustream.tv/recorded/12147436

26分あたりから、はじまります。ざっと針を26分のところに動かして視聴するとよいです。
ほとんど平行線だったといった雰囲気。役員会で決まったことだから、と。
ただ、小沢氏に離党勧告とか除名とか、そんなことは自分は一言も言ってない、と岡田幹事長。




そのあと、岩上氏が森ゆうこ議員の部屋に取材に行ってインタビュー。


岩上チャンネル
http://www.ustream.tv/recorded/12147931

今朝の五時まで、森ゆうこ議員が手作りしたという質問状を見ながら、その主旨を説明します。
84分あるのですが、これは必見。


民主党内部がどんなふうになっているか、本音がぽろっと洩れています。
ツィートでも「男はどうした、男は」なんてツィ野次がとんでいましたが、親小沢派と目された
議員に対する「弾圧」は毎日のように本部からおこなわれている、とても普通の議員では耐えられ
ない、どうか悪く言わないでくれ、と森議員。


民主党本部に議員の支持団体をよびつけて、「どうして親小沢派の議員を支持するのか。支持をやめろ」
と迫るのだそうです。そういわれると、支持団体も議員から離れていく。


記者の間では岡ジョンイルというあだ名がついているのだそうな。記者たちもかげではおかしい
と言っているらしいのですが、新聞にはもちろんおかしいとは書かない。


森議員は「弾圧」とはっきり言っています。毎日のように、と。それに対する対応もたいへん。
審査会の調査もしたい。年金の調査もしたい。
このインタビューのようすを見ていても、いまにも倒れるのではないかというくらい、疲れき
っているのがよくわかります。


しかし、こんなに憔悴しきるまで、戦う気力をみなぎらせ、力を尽くして働いている森ゆうこ議員
がうつくしい。こんなになるまで働く場所をもっている森ゆうこ議員がむしろ羨ましくなるくらい。


若山牧水の妻喜志子の若いころに、こんな歌がありました。


  男子(おのこ)一人のなすべきことをなしつくしかく衰ふる君かねたまし


いまの時代、<女子一人のなすべきことをなしつくしかく衰うる君かねたまし>。
そういう意味では、時代もようやくすこしは進んだということですね。