ある青年の死が火をつけたエジプト革命・・・もう後戻らない




この動画の初めのほうに一瞬あらわれる、むごい拷問死。
彼の名は、カレド・サエド。28歳の青年だった。



ブログ「LONG TAIL WORLD」より
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http://longtailworld.blogspot.com/2011/01/egyptian-uprising-and-khaled-saeed.html?utm_content=backtype-tweetcount&utm_medium=bt.io-twitter&utm_source=twitter.com
January 29, 2011
エジプト革命に火をつけた、ある青年の死:Egyptian Uprising and Khaled Saeed


(略)


彼の名はカレド・サエド(Khaled Saeed, Khalid Saeed)。去年6月、警察の麻薬取引き関与を示すこの動画をYouTube
公開直後、アレキサンドリア市内のネットカフェから引きずり出されて、警察当局に拷問・殺害された28歳の青年だ。


「同じことがいつ自分の身に起こってもおかしくない」と、ある匿名のエジプト人青年がFacebookに「We are all Khalid Saeed」というページを立ち上げたところ数週間で22万2000人近くが参加。叫んだり集結すると逮捕されるので、コーラン
聖書を持ってアレキサンドリアの海に無言で祈りを捧げるだけの「サイレントデモ」を決行し輪が広まり、やがてここが
2011年1月25日に始まる「エジプト革命」(国民の間の呼称)の主な母体となった。


(略)


拷問を受けた被害者の潰れた顔がソーシャルメディアとネットの至るところに出回り、これを見た何千人というエジプト人
が街に出て、警察の横暴に抗議した。


公衆の面前で焼身自殺を図った若者モハメッド・ブウアジジが国民数百万人にとってチュニジア圧政の象徴となったように、
カリド・サエドはエジプト政権の残忍性の象徴となったのだ。


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上のブログに紹介されたyou tubeの一つです。
(ここには、エジプトの青年たちがまとめた動画もあります)


「わたしたちはみんなカレド・サエドだ」
海に向かって、聖書やコーランをもった青年たちが並び、黙祷する「サイレント・デモ」のシーンは、感動的
です。






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gjmorley NYTフロントページの動画:若者達がFacebookを使い、タフリール広場で撮影した映像をエジプト国内、
そして世界へと発信。多くは上流階級の出身で、親の反対を押し切って活動。見つかると拷問。だがもう恐怖の壁は
崩れたので、後戻りはない。 http://see.sc/41osvD
約4時間前 Seesmic Webから




これは、今日のモーリーさんのツィートですが、「見つかると拷問」というところ、いまの日本では切実に感じられ
ませんが、あの青年の拷問死の姿を一瞬でも見れば、何が起きているかわかろうというものです。






以下は、CNNの人気アンカーがエジプト取材から帰国しての番組。



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ken_sugar 緊急掲載: エジプトから帰国したアンダーソン・クーパーの番組冒頭の涙|shellvalleyのブログ http://ow.ly/3TaDW ※無防備無抵抗の市民を、治安部隊が射殺している動画。 http://youtu.be/vu2s0LQXLyI#t=1m50 #egyjp

(略)


(意訳)
アンダーソン・クーパーがエジプトから帰国後の最初の番組出演

CNNj「AC306」 2/8(火)12:00〜 (日本時間)


アンダーソン・クーパー


今日の私の番組1時間すべて、エジプト情勢をお伝えします。なぜならこれは人が生きるか死ぬかという問題だからです。
とても危険な状態です。ジャーナリストも次々と帰国しています。

世界の目がエジプトから離れると、監視機能がなくなり、反体制派は、より簡単に殺されてしまう可能性が高まります。


まず、このビデオを見てください。
石も何も持たない、まったく無抵抗な平和てきな男がエジプトの警官隊に射殺されました。


(略)


およそ300人がこの14日間で亡くなりました。ヒューマンライツ・ウォッチによる統計です。


しかしながら彼らの死は先ほどのようにカメラに撮られることはありませんでした。
記録にも残らない死なのです。まだ1300人もの人々が拘束されています。
何人かは釈放されましたが、行方が分からない人もいます。
秘密警察から、痛みに耐えかね、悲鳴を上げる声が聞こえてきている、という話も聞きました。


これがムバラク政権の真実です。彼らの手は血にまみれています。
そんな彼らが本当に自ら変革をするのでしょうか?


今日は現地のCNN特派員とエジプト首相から話を聞きます。
その前にエジプト政府が嘘をつき続けているという話題から。


「嘘」ということばはあまり使いません。
それくらい強い言葉だからです。しかし、エジプト政府は言っていることと、実際にやっていることが違います。


エジプト政府には「嘘」という言葉以外以外当てはまりません。


まずはスルーマン副大統領です。
彼はムバラク大統領の腹心で、情報部門の責任者でした。


彼は反体制派の不満を聞く、反対派のリーダーとも会談するといいます。
テレビでもそう流しています。


しかし、実際には秘密警察が反体制派や野党の幹部を拘束しています。
人権団体の組織の人でさえ拘束されました。
エジプト政府からは何も発表はありません。
国営放送ではよく分からない映像が写されるだけです。


政府は、この映像のように親ムバラク派が、反体制派や多くのジャーナリストを襲ったことにまったく関与していない
といいます。
なぜこのような暴力行為が行わるのか分からないと言っています。
しかし私の目の前で暴力行為が行われました。


ところがジャーナリストがやってくると軍が出てきて、バリケートを築き、親ムバラク派を簡単に立ち退かせる
ことができたのです。


エジプト政府は、軍は中立だといいますした。真実は、軍は政府側でした。
反体制派をタハリル広場に入れないようにしましたが、暴力的な親ムバラク派は簡単に入ることができました。


政府は、「ジャーナリストの取材は歓迎だ」と言っていましたが、実際には、この前の金曜日から今日まで26人もの
ジャーナリストが拘束されました。
全期間では71人になります。これも数えられただけの数字で、です。


エジプト政府は30年間、非常事態宣言を続けてきました。
そんな政府が急に、民主的で透明性のある政府に生まれ変わることが本当にできるのでしょうか?


今の政府は自分の気に入らない人なら、いつでも拘束することができます。



ではエジプト首相の電話インタビュー(録画)をお聞きください。

―――――
CNNクローリー

「あなたは和平のために、反体制派と話し合うといっていますが、 なぜ多くの人権活動家やジャーナリストが今も
なお拘束されているのですか?」


エジプト首相
「何を言ってるのか分かりません。」
「理解できません。」


CNNクローリー
「あなたが、人権活動家やジャーナリストを拘束しているのはなぜですか?」


エジプト首相
「・・・(電話が遠いのか)聞こえませんね」

―――――

アンダーソン・クーパー

「音声の障害があったようですね。
 暫くして、クローリーは再度同じ質問をしました。」

―――――

CNNクローリー
「なぜ警察は拘束したのですか?拘束ですよ?」


エジプト首相
「何? 何について?」


CNNクローリー
「拘束です。なぜ、あなたは人権活動家を拘束したのか?」


エジプト首相
「(笑)・・・あ〜、ちょっとした問題があったようですね。あなた(ディア)」


―――――

アンダーソン・クーパー


これは、ぜんぜんちょっとした問題ではないですよ、あなた(ディア)。(首相の口マネで)
これが彼の最後の答えです。
エジプトは警察国家です。
ある情報筋によると150万人もの人々が内務省や秘密警察に雇われているということです。
そして情報相のトップが副大統領になったのです。


金曜日、反体制派のエルバラダイ氏は、9人の若い反体制派の代表と協議をしました。
その夜、なんと9人全員が、警察に拘束されました。


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「俺たちはもう黙らないぞ、キリスト教徒であれ、ムスリムであれ、神を信じる権利がある。絶対にもう黙らないぞ。」
「血だ。これが政府だ。」



nakano Nさん:10歳の乞食の男の子が、タハリル広場を歩きまわりゴミを拾っている。私は彼にお金を恵もうとしたが、彼は断り「エジプトをきれいにしてるんだ」と言う #egyjp
約2時間前 webから