突然のレベル7宣言 & 小学生でもわかる原子力発電のしくみと危険性・・・・by 小出裕章講演 

福島第一原発事故が、チェルノブイリ級の7レベルだと政府発表がありました。
何をいまさら、ですが、突然6をすっとばして7にあがったこともおかしな感じがします。


14日、わたしは情報が少なかったのですが、CNNなどの海外メディアから、
この原発事故が6レベルであり、部分的なメルトダウンがあることを知りました。
上杉隆さんのツィートからたどった結果です。


現政権は、ウソばっかり言っている。何を言ってもすでに信頼されない。
福島隆彦氏は、すでに三回原発周辺の町をおとずれているそうですが、二回目までは
ものものしい装備をした自衛隊員、警官たちが、ふらふら入りこんだ彼らになどかまって
いられないという態度で、正門前まで行けた。このたびはたいした装備もしていない警官たちが、
二十キロより内には入らせなかったそうです。
http://www.snsi.jp/tops/kouhou


ひどい目にあった一般の人々がおびただしくいる一方で、当然災禍をビジネス・チャンス到来と
ばかりに舌なめずりする者もいる。




すでに三月十一日震災当日、そういう感覚が働く人からは、以下のように見通せる。
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http://alisonn.blog106.fc2.com/blog-date-201103.html独りファシズム


被災により怪我をされた方、家を失った方、財産を失った方、仕事を失った方、親族を失った方、生命を失った方々が
何万と溢れかえる最中、狂喜乱舞する連中がいるわけです。災害復旧に向けて補正予算の追加、建設国債の上積みが
ほぼ確定となりましたが、この争奪をめぐり国土交通省政治屋、ゼネコンが早々に水面下での綱引きをはじめています。


道路、橋梁、港湾、その他インフラや公共物の再整備、補償にあたり数十兆円規模で「特需」が発生しますが、今後の
起債による資本調達はそのまま国民個々の負担となるわけです。対し、既得権益層は文字通り‘焼け太り’です。
これにより政治屋は公共事業費3%をバックマージンとして受け取るわけですから、そりゃ笑いが止まらないでしょう。
役人はさらに発注権限を強化し、天下り枠が拡充されます。
すでに上場ゼネコン39社の役員は、国土交通省OBにより寡占状態ですから話が早いです。
いずれにしろ、この国難に乗じ連中はきっちり卑しい絵を描いているわけです。


(以下略)

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突然のレベル7宣言は、こんなことも絡んでいるのかもしれません。
とにかく、今の政権は、何を言っても信頼されない。
言葉どおりに受け取れない。
副島隆彦氏が、しきりに住民にもどってこいというのも、そこらあたりの、どこかでうごめいている巨大な利権、
日本国内だけではない「政治的」「事業的」意図を感じ取っているのかもしれない・・・とも感じます。
「彼ら」は、その地域から住民をていよく追い出してしまいたがっているのかも・・・・しれない。



さて、以下は、早い段階から、福島原発事故について注意喚起していた小出裕章氏の、レベル7宣言についての
感想。
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http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/200.htmlたねまきジャーナル 4月12日 大阪MBS毎日放送ラジオ


(略)

小)小出さん 水)水野クリスタル晶子 アナウンサー 平) 平野さん毎日新聞大阪
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水)京都大学原子炉実験所助教小出裕章先生です。小出先生こんばんわ。


小)こんばんわ。


水)今日もよろしくお願いします。  平)よろしくお願いします。


小)こちらこそ、お願いします。


水)今日は、今回の原発事故が国際評価尺度において、最も深刻なレベルの7に相当するというふうに発表された
のですが、これについてはどういうご意見ですか?


小)あまりにもバカバカしいのでコメントもしたくありません。


水)はー、というのは当初からそう思っていらっしゃいました?


小)そうです。私はそういうふうに言ってきましたけれども、日本の政府の方は当初はレベル4だと言ったんですよね。


水)そうでした。4でした。


小)1週間たって5だとようやく言い出して、ずうっとこんにちまで来ていたんですけれども、トンデモナイことで
あって、事故が起きた翌日には水素爆発というようなことも起きて大量の放射能がもう出てきたわけだし、東京までが
15日・16日には濃密な汚染を受けたわけで、もうとっくの昔にレベル7だといわなければならなかったと思います。


水)このレベルを小さく発表してきたことが、いろいろな政策あるいは作業に影響したというふうにごらんになりますか?


小)もちろんです。もう世界的な信用が失墜している訳ですし、住民の避難というものも、当初は一番はじめは万一を考えて
3キロと彼らは言ったんですね。そしたらしばらくしたら万一を考えて10キロまで避難をさせますと言った。
そしたらしばらくしたら万一を考えて20キロまで避難をさせると。どんどん、後手後手にまわっていくということになった
んですね。


水)ただですね、このチェルノブイリと並ぶレベル7ではありますが、チェルノブイリにくらべますと放射性物質が放出され
た量は1割に過ぎないという話なんですが。 


小)はい、あのうたぶんチェルノブイリの出した放射能の1割ぐらいだろうと私は思いますが、1割に過ぎないといっては
いけません。もうそれだけでも大変な事なのであって、今まだ福島では事故が進行中なのです。福島がチェルノブイリ
超えてしまわないように願ってますけど、それが私の願い通りにおさまるかどうかも未だにわからないという状態にある
のです。


(以下略)


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以下は、その小出裕章氏の講演です。


you tube へのアップが三月二十一日ですから、もうごらんになった方もあると思いますが、とてもわかりやすく
まとめているので、ここに記録しておきます。
視覚的に把握できるように、資料がよく整理されています。
原子力発電の常識として知っておきたい内容です。