福島第一原発周辺の町、いくつかの映像

○この映像は、チェルノブイリについての映画の予告として撮影したものだそうです。
映像、編集がよい。ものを思わせてくれる映像。
最後の数分は24年後、チェルノブイリの現在です。




○また、以下のアドレスでは、一市民が福島原発周辺に入っていった映像を、コメントしながら
見せてくれるustream
人間がとつぜん町から蒸発してしまったような不気味な感覚を、なまなましく伝えてくれます。


東電幹部も、政府関係者も、マスメディアのジャーナリストも、誰も入ってこない。
下積みの工事関係者、下請けの作業員、フリージャーナリスト、一般ボランティア、そんなもの
たちだけが入って、ときに置き去りにされた犬ネコに餌をやる。
棄てられた町、棄てられた人々。


ひどい国だと、つくづく思わされます。


ネットメディアと主権在民を考える会
http://netshuken.blog103.fc2.com/blog-entry-42.html




○また、以下の副島隆彦氏のページは、昨日軽く紹介しました。
こちらは写真と、副島氏のメッセージビデオです。
http://www.snsi.jp/tops/kouhou


こんな村人のつぶやきが紹介されています。
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 その後、飯舘の村役場に行きました。一階のスペースでは、アメリカのABCの撮影クルーが放送に向けて
最後の打ち合わせをしていた。この後夜8時から全米中継をやって政府の「計画避難」の指示とそれに驚く
住民たちのレポートを流していた。


 古村さんが、地元の男性に詳しく話を聞いていました。私たちが2階にいると、会議室の前の財政課の
テレビでは菅直人の演説の生放送がテレビで流れていた。そこに、役場での入り口にいたパーカー姿の
男性がやって来て、近くのソファーに座りました。「疲れたよ、もう限界だ」と私たちに話してくれました。


 色々な話をしてくれました。飯舘村に住む一男性の話ですから、マスコミで流されることはないでしょう。
(略)


男性:「この村は昭和31年に二つの村が合併してできたんだ。それから50年、村づくりをやってきた。
冷害に何度も見舞われて、それで畜産に賭けたんだ。
(それでは80年代の牛肉・オレンジの開放の時も大変だったでしょう、と私が訊ねると)そうだ。
どうやって生活しようかと思ったほどだ」


男性:「日本性はダメだ。アメリカとフランスに原発事故の対応を任せて、止めてもらった方が良い。
経験があるんでしょ。そして、もう福島第二原発も止めて欲しい


男性:「(町長室を指さして)町長は今来客中だ。本当に疲れていて、思考力、判断力が落ちてしまう。
もう限界なんだ。石原都知事は取り巻きがしっかりしているから良いな」


男性:「東京の人で、東京電力を使っている地域の人で、分かった、助けると言って駆けつけてきた人は
誰もいない。知事も来ないしな」


男性:「地方自治体はものを言えねばダメだ。こんな地方自治体になってしまったのは、はっきり言って、
自民党政治のつけだ」


男性:「日本人らしさはもうなくなってしまったんだな。俺たちは見捨てられたんだな」
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