とてもわかりやすい放射能の講義・・・・by 市川定夫氏

これが、ムラサキツユクサの研究で有名という市川定夫氏の講義なんですね。


ものすごくわかりやすい。
人工放射性核種は、ほんの微量でも問題、という理由がよくわかった。
福島だけでなく、すでに1945年以来ものすごく汚染された環境で生きている
こともよくわかった。


人類の生物的危機。
冗談でなく、言葉そのまま。ということがよくわかる。
駆け込み原爆実験が1962年というが、振り返ってみるとちょうどそのころから
わたしはアレルギー反応がはじまりました。


今回、東京からこちらへ来た当初、顔にかゆみが出て皮膚が赤くなってひりひりしてた。
かぶれたみたいに。なんだろうと思ってましたが、、、、もしやもしや???
東京23区全体も状況がよくないらしいのです。
バンダジェフスキー氏を招聘したひとり木下黄太氏のツィートも貼っておきます。




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木下黄太 ‏ @KinositaKouta
① 博士本人は、ある意味汚染された場所の医科大学を、ベラルーシ政府側から引き受けさせられた人物であること。元々政府に否定的な学者というわけでなく、元々は、政府の意向も受けて、その現地の汚染に立ち向かったスタンス。



②事故発生から数年した、90年代当時の現地の状況が酷く、彼は亡くなった方の解剖を進めて、当時のベラルーシの技術水準で、臓器ごとに可能なかぎりの放射能の検査をおこなったこと。



③生きている人の調査は、開架型(椅子型)のホールボディカウンターでおこなっていたこと。生きている人のBq/kgはこれで出されたもの。このため、精密型のホールボディカウンターよりも数値が高く出ていると考えられること。



④調査・検査をやったことで、病気の多発、死者の増加について、彼が提示しているのは、臓器にセシウムが大量に蓄積されている実態を明らかにしたこと。彼はセシウムがこの事象の主な原因と考えていること。



⑤この実態を明らかにしたため、政府の意向に反したとして、逮捕され、長年にわたって刑務所に入れられたこと。それによって研究データの大半が残存していないこと。



少なくとも、ベラルーシをはじめとして、そのエリアでは、死者が、生まれる人々を上回る状態が継続して続いていること。人口が大きく減り続けている社会に、この国々が恒常的になっている状態があること。



⑦人口の減少は、放射性物質による影響しか考えられないこと。特に他の要因はないこと。



チェルノブイリよりも問題が大きいという認識。福島の汚染が酷い。チェルノブイリは農村地帯が多かったが、今回は東京のような大都市に酷い汚染の地域、深刻度が桁違いとなる可能性。ゴメリと江戸川区の汚染にあまり差がない。セシウム以外のほかの核種の影響も甚大であること(これが未解明)。



⑨死者の増加は、キエフでも顕著に、さらに高濃度エリアは、かなりの勢いで増えている。ゴメリなど。今回もおきる可能性が高いこと。それを考えた場合、福島は当然のこととして、宮城や東京、関東の汚染エリアから移住できる人は移住したほうが良いこと。子供、妊婦、妊娠可能な女性は優先。



日本、特に関東・東北のエリアでこれから起こることについて、博士本人が相当な危惧を抱いていること。これをとめることそのものは、実は、大変に難しいこと。



こうした中で、政府がガレキの広域拡散を進めようとしているが、放射性物質が付着したガレキを、汚染の少ないエリアに移すことも、さらに移送して焼却することもありえない行為ということ。放射性物質を拡散させないことが大切で、旧ソ連でもおこなっていないこと。



日本政府や行政当局が情報隠蔽をおこなっていることは間違いないこと。これについて、市民側が風穴をあけるしか方法がないこと。



ペクチンなどの排出剤は効果が最低限しかないこと。短期的一時的なもの。アップルペクチンは、そのままりんごを皮ごと食べるほうがマシなこと。しかし、排出剤に頼ることは何の意味もないこと。それよりも安全な、放射性物質が含まれていない食品を食べることが望ましいこと。



⑭それよりも福島のみならず、関東・東北のエリアで移住するのが望ましい。優先は、妊婦、子供、妊娠可能な女性だが、全年齢で放射性物質の影響はあり、逃げることのできる人は、全て、逃げるべきと。全国で博士は関東東北から避難移住の全ての人々に「あなたたちの選択は正しい」と明言したこと。



東京23区の土壌汚染状況が、ぼくたちの調査で平均してセシウム合算で900Bq/kgを超える状態(キエフ以上)であることを伝えたところ、「可能な人は逃げたほうが良い。最低でも保養に出たり、汚染されていない食べ物を食べないとならない。でも、移住がベターだ」と話していたこと。



⑯世田谷区でほこりに50グラムで75Bq検出された一般の木造家屋の話を伝えると、「そこは危険だ」と断言し、可能なら移住したほうがよいと明言したこと。吸気による危険も大きいと本人も判断していること。



日本の大半のメディアは、博士の来日についても、記者会見の内容に関しても、完全に無視するか、ほとんど記事にしようともしていないこと。沖縄の新聞や共同通信東洋経済などの一部メディア以外、掲載する雰囲気はほとんどないこと。



⑰の後半: 博士が伝えている内容そのものの衝撃が大きく、「無視」という結論に大半のメディアが至っているのが今の日本の現実であること。というかこの内容を報じると、首都圏に人がいるかどうかという議論になることを消化できないとして記事にしないとするマスコミも存在した模様。



⑱ほとんどのメディアが無視するにも関わらず、品川区の1000人会場も即日満員、世田谷区の四百五十人会場も二回で九百人が三十分程度で満員になるなど、一般の皆様へのインターネットを介しての情報発信が強くなってきていること。マスコミと一般の皆さんの間に乖離現象もおきていること。



⑲今後起きることへの懸念が強い中で、博士本人は日本に対して最大限の協力をしたいという意志は持っていること。しかし、博士本人が有効な防御策を数多く持っている訳ではなく、彼の協力に助けられても、放射性物質との闘いはきわめて厳しいということ。



⑳ここまでまとめてみたが、それでも貴女に伝わらない現実が、今の東京や日本ということ。



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小出さんは戦争といったが、「敗戦」の現実を突きつけられないと「わからない」のかも。
地球温暖化なんかより、地球放射能汚染の方がよほど緊急な環境問題。