自民党の改憲案はファシズム化 & 小沢一郎演説そのほか

作家の赤川次郎さんが、朝日新聞の声欄に投稿しているそうです。
ひしひしと今回の選挙の危険性、重要性が身に迫ってきている。
良識ある人なら、何かしないではいられないのでしょう。

http://tr.twipple.jp/p/a0/a4ed6f.html




以下は、社会学者の小熊英二さんのツィートです。
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小熊英二 ‏@quikion
自民圧勝を避けたいなら、当面の方法は一つ。「選挙区内の非自民候補で一番勝てそうな人」に入れること。現状なら自民は得票率3割で圧勝できる(比例区の得票率はその程度)。残りの7割が分裂していて、選挙協力もせず、みんな共倒れするからだ。脱原発支持の世論が7割以上でも選挙結果はそうなる。
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嘉田由紀子小沢一郎ふたりそろっての、最終日の選挙演説。

http://twitcasting.tv/bilderberg54/movie/7783971



小沢さんの声は、枯れ始めている。小沢コールおこる。
要約は、以下のとおり。
選挙前の課題は、脱原発、消費税増税反対、TPP反対といういのちにかかわるテーマがあったが、
この三つの重要なテーマがマスコミの前面から消えてゆき、争点がかくされていき、憲法改正とか
景気対策とか、そういうことがでてきた。
しかし、憲法改正はいのちと暮らしにかかわるテーマの前に緊急の課題ではない。景気対策というなら、消費税増税
をやめることが第一。TTPは、農業部門のみではない、これはアメリカ・グローバリゼーション。
アメリカの言うとおりになる。
ともかく、いのちと暮らしにかかわる三つのテーマがマスメディアから消えてしまっていることが
大きな問題。
こんなことを許していたら、日本の未来はない。選挙のあいだにこんな傾向が強まってきたようで
たいへん懸念している。
国民の主権をただしく行使していただきたい。






昨晩の国会前抗議行動での小沢一郎スピーチの前に、マスコミ帰れの怒号が飛んだそうです。
以下は田中龍作ジャーナルの記事。リンク先では写真あり。
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http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-2565.html



マスコミ不信が一気に噴出した夜だった。新聞・テレビのカメラマンたちに向けて「帰れコール」が飛ぶ、前代未聞の事態となったのである。


 “小沢氏が金曜恒例の再稼働反対集会に来る”―― ツイッターで昨夜から情報が流れていたため、14日の集会はマスコミのカメラマンが大挙、国会議事堂前に集結していた。カメラマンたちは少しでも高い位置から撮ろうと脚立の上に立つのが習性だ。それも最前列で。

 カメラマンたちの体で遮られて、参加者はステージが見えなくなる。さもマスコミの特権であるかのような振る舞いに、反感を抱く人は少なくない。

 それを意識してか、スピーチ台に立つ参加者の多くは、マスコミを批判した―

 「パブコメでは国民の8割もが原発ゼロを望んでいるのに、マスコミの選挙予想では原発を3年以内に再稼働させる自民党単独過半数を取るというのは、どういうことでしょうか?」女性は声を振り絞るようにして訴えた。マスコミのカメラマンが陣取る方に顔を向けながら。
 右傾化、原発再稼働…すべてマスコミが仕組んだと決めつける男性もいた。



 小沢氏がそろそろ到着する7時20分頃だった。目の前を遮るカメラマンたちに対する参加者のイラ立ちはピークに達した。寒いなか「小沢目当て」で来ている参加者にとっては肝心の小沢氏が見えないのである。

 「テレビカメラどかせ」「マスコミ帰れ」「日本をメチャクチャにしたのはお前たちだ」参加者から怒号が飛び交い収拾がつかなくなった。
「カメラを下げてください。(参加者の)皆さんは早くから来て待ってたんです」。主催者はカメラマンたちに命じて脚立の上から降ろさせた。マスコミの特権が崩れた一瞬だった。
 歓声に迎えられて会場に到着した小沢氏が演説した―


「総選挙に入っても脱原発の声は広がっておりません。新聞・テレビで脱原発を争点から外している。これは日本社会の歪です。マスコミがそういう中に組み込まれている。こんなことが罷り通ったら日本は真っ暗闇になる…(中略)国会で脱原発を通すなら、脱原発を唱える議員が多数を占めなければなりません…(後略)」。



 集団リンチのように小沢氏を叩き続けたのもマスコミなら、原発安全神話を振り撒き、再稼働まっしぐらの自民党を政権復帰させるべく世論操作をしているのもマスコミだ。

 明日(16日)は衆院選東京都知事選の投票日である。マスコミによる刷り込みを撥ね除けて、有権者の大多数が自分自身の判断で投票することを願う。

《文・田中龍作 / 諏訪都》

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佐藤優東京新聞コラム。猪瀬が都知事になると、沖縄が戦争に巻き込まれるという危機感をもった文章です。
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國分功一郎 ‏@lethal_notion
東京都知事選の結果が沖縄の平和を破壊しかねないという認識を候補者の猪瀬直樹氏の近著『解決する力』を読んで抱いた」(佐藤優東京新聞2012年12月14日) pic.twitter.com/cqS5wGSA
https://twitter.com/lethal_notion/status/279780884251561984/photo/1
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そして、昨夜は岩上安身さんツィートでこんなブログが流れてきました。
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http://skmtsocial.tumblr.com/post/37628588064



たきもと しげこ(法律学者)




皆さんは、憲法が、その生死を確認し、死せるものは蘇生させなければいけない、いわば「生き物」であることをご存知でしょうか。

その昔、ドイツで社会権について初めて規定した先進的なワイマール憲法が、突然殺され、無効化されたのです。1933年3月23日のことです。


その理由は、合法的な選挙によって政権を握ったナチスによって、全権委任法が制定されたことにあります。これは緊急事態の宣言さえすれば、国会での議論を経ることなく、内閣が単独で自由に立法権を行使できるという法律でした。

その後、ドイツ国内では様々な非人道的な所業が合法化され、さらには全世界を巻き込んだ前世紀の最終戦争へと発展していったのです。




今現在、自民党憲法「改正」と称する案を公表しました。

その「改正」案99条には次のような文言がみられます。



「緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができる(後略)」これはまさに、全権委任法と同じ効果を持つ、恐るべき案です。

この憲法「改正」案の理念のもと、自由権は「公の秩序」という名目で制限され、自由を守るための統治機構ではなく、統治機構に奉仕する自由へと、私たちの人権は変質されていくでしょう。



戦争を知らない私たちは、一見平和と見える「戦前」に生きているかも知れない。

政治家の皆さん、今一度、政治を志された初心に立ち返り、党利党略を越えた高い理想を掲げ直してください。

有権者の皆さん、ご自分が選ぼうとしている政党や候補者の掲げる政策を、もう一度しっかりと吟味し直してください。

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以下は、日刊ゲンダイでの小沢一郎インタビューです。見つけました。
読みやすいように整理しました。
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http://enzai.9-11.jp/?p=13508


◆今日の日刊ゲンダイ12/11新宿デイジー @RinjiDaisy
未来の党 小沢一郎激白『国民よ、茶番選挙にもっと怒れ‼』】
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小沢一郎
「まず、野田政権がなぜ、解散したのかが不可解です。ほぼ負けるって分かっているわけでしょ。多くの同志が討ち死にする。野田さんはもちろん総辞職です。何を目指して、解散したのか」
「そうしたら、一部の幹部と生き残って、また自民党と政権をつくるって。(茶番選挙?)そうですよ。単純な頭には。とにかく常識では考えられないようなことが起こっている」
民主党というのは驚くべき政党になっちゃったね。何でもあり。どうでもいい。とにかく、自分の保身だけ。それと自民党はいっしょになってんだから。国民を愚弄していますよ。国民はもっと怒らなければいけない」
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〜小沢は昨日、都内6カ所で演説に立った。危機感の裏返しだろう。危機感とは「未来」の行方もさることながら、このまま新聞が報じるような自民圧勝の選挙結果になったら日本はとんでもないことになってしまう。


未来の党 小沢一郎激白】
小沢一郎「前回選挙も政権交代ということで、日本の議会制民主主義においては大事な選挙でした。しかし、今回は特別です。このままでは昭和史の大政翼賛会のようになりますよ
そういう小沢は「今の政治家は常識では考えられない」と切り捨てた。



『国民よ、茶番選挙にもっと怒れ‼』】
まず、野田政権がなぜ、解散したのかが不可解です。ほぼ負けるって分かっているわけでしょ。多くの同志が討ち死にする。野田さんはもちろん総辞職です。何を目指して、解散したのか。

そうしたら、一部の幹部と生き残って、また自民党と政権をつくるって。(茶番選挙?)そうですよ。単純な頭には。とにかく常識では考えられないようなことが起こっている

民主党というのは驚くべき政党になっちゃったね。何でもあり。どうでもいい。とにかく、自分の保身だけ。それと自民党はいっしょになってんだから。国民を愚弄していますよ。国民はもっと怒らなければいけない



〜だから、小沢は民主党と決別したのだ。小沢が与党を出るのは2度目だ。 小沢一郎「昔は派閥を出るのだって大変といわれたくらいです。私は応援してくれる人がいるが、同志は大変な決断をしてくれた。そのことを国民はもっと知ってほしい」



〜ただ政権与党にいたい。そんな保身目当ての民主党のメンメンとは違うのである。 本来であれば、そんなデタラメ既成政党に対抗すべく、第三極を一本化するのが理想だった。

小沢一郎「一本化すれば、間違いなく勝てた。しかし、一・五極みたいになっちゃった。維新の会は誤算でしたね。もともと自民党体質だということは分かっていたが、石原慎太郎と組むとは思っていなかった。だって筋論、論理からすると考えられないんですよ

「石原さんっていうのは旧体制の人だからね。維新というのは革命を指す言葉なのに幕府の補完勢力になるんじゃ、新撰組じゃないかって言ってるんです。もう少し(橋下さんは)自分の論理を押し通す人だと思っていた」

安部さんは核武装の議論をしなきゃいけないと言ってました。石原ナニガシもまた核武装の話をしている。野田さんも核武装を言ったことがある。こういう人たちが一緒になって、日本はどうするんですか。非常に心配ですね」

「中国は政権が変わった。北朝鮮もです。世界不況が長引く中、経済的な問題は即、政治的問題になる。対応する能力やプランのない政権がただ威勢のいい話ばかりして対立をあおれば事態を悪化させるだけです。中国と戦争をするんですか。とんでもない話です」



小沢一郎激白 あてにならない世論調査
だからこそ未来の党に期待がかかるのだが小沢は意外にも「手ごたえを感じる」と言った。 小沢一郎「新聞テレビはあてにならないんですよ。(2000年の総選挙でも選挙前)自由党の支持率は2%くらいだったが比例で600万票を取った」

「前回の政権交代の時も民主党は直前まで自民党にリードを許していた。あのときほどの熱気はないにせよ、今回もここにきて、非常に反応がいいという報告が来ています。僕がやった街頭も事前に何の予告もせず、次第に50人、100人くらい集まってきた」

小沢一郎「中野や板橋など人通りの少ないところであれだけの人が集まるのは相当な割合です。(選挙情勢は)新聞が書くほど悪くないと思っていますし、自民党の圧勝予測だって別に自民党が変わったわけじゃなくて消極的なあきらめでしょ?」

その結果、翼賛体制になってもいいのか。自分の判断で投票して欲しいと思います」 小沢がそう期待するのは、もうひとつ、理由がある。国民の成熟度。これが変わってきたという。 (明日につづく)



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つづきが読みたいです。