日本式の人権蹂躙・・・・

ドイツZDFの報道番組です。
最後の「これが日本式の人権蹂躙です」、きついねぇ。
山下俊一医学博士の笑ってれば放射能はこわくない講演、あきれられてます。。。




NHKで昨年の八月六日に報道したらしいのですが、NHKスペシャル「黒い雨」
見逃した方は、こちらでどうぞ。
いい番組でした。


http://www.dailymotion.com/video/xtj6bt_2012-8-6nhkyyyyy-yyy-yyy_news?search_algo=2#.UOyr_6VFnJx


でも、少なくとも「今の」日本のメディアはいつも後出しじゃんけん
福島原発爆発のとき、まず、いっせいにNHKもふくめて新聞テレビの大メディア記者たちが、何も言わずに
いっせいにいなくなったらしいですからね。
朝日の「プロメテウスの罠」にしても、何もかもことがすんでしまって落ち着いたころに、メルトダウン
でした、なんて。
あのとき、メルトダウンだ、逃げろ、と言った人がどんなにバッシングされたものか。
リスクのない正義の味方面されても、って思う。



これは、電子書籍(無料)です。

ヒロシマからフクシマへ――戦後放射線影響調査の光と影
http://p.booklog.jp/book/35438

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
米軍の原爆調査に協力した日本の医学者・科学者たちが戦後の放射線影響調査に関与し、原子力ムラの中核をなしていた。調査研究活動の中核をなしたのは、厚生省所轄の「原爆症調査研究協議会」といわれる組織だった。そこには七三一部隊のレントゲン班長だった医学者も参加していた。ヒロシマ原爆からフクシマの原発事故までの経緯を辿る。


目次
 ヒロシマからフクシマヘ 
    ――戦後放射線影響調査の光と影
●プロローグ
赤茶けた小冊子
京都帝大調査班にまぎれて

●第一章 「美談」の眩惑
理想の科学者像に魅せられて
国家プロジェクトの光と影

●第二章 原子力ムラの源流
原爆症研究組織が平和利用支持の拠点に
学者集団と原子力産業の接近

●第三章 残党の系譜
予研主導の研究集約組織
七三一部隊宮川班
公職追放されず

●第四章 日米軍事医学交流
「特殊研究」関係者の原爆調査
千数百人の原爆調査千数百人の原爆調査

●第五章 放射線医学への「脚光」の下で
予研・ABCC体制
大学教授、政府組織の委員へ

●第六章 原子力時代の「受忍」
原子力とともに
「受忍」論の追認

●エピローグ
・・・・・・・・・・・・・・・・・



こういうツィートも。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

1月8日の院長の独り言を拝読しました。非常に重要で私もちょうど調べていました。一点、戦後多くの被爆者の胎児と赤ん坊の解剖を行った林一郎は、731部隊病理解剖最高権威の清野謙次の門下で、731部隊の技師だった。http://kyumei.me/?p=807 @onodekita


戦後長崎で胎児と赤ん坊の数千の解剖を行った、元731部隊、林一郎氏の死を悼んだ文章 http://ci.nii.ac.jp/els/110002728939.pdf?id=ART0003018223&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1357649485&cp=
・・・・・・・・・・・・・・・・・



ツィート上のURLは、上の電子書籍の著者のページのようです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真相究明は、現代史ライターの堀田伸永のオフィシャルサイトです。
堀田 伸永(ほった のぶなが)地域系現代史研究者・ライター。広島県生まれ。大学卒業後、地方誌編集長などをへて編集者・ライターとして独立。1990年代以降、原子力放射能関連のモンスター・SF映画の研究。原爆投下部隊「509混成群団」、その関連で広島・長崎の気象観測機のパイロット、クロード・イーザリー、第五福竜丸事件など核実験による被曝事件、ロズウェル事件、原子力・核開発との関係濃厚なマジェスティック12等を追う。福島第一原発事故を機に、米人体実験医師グループ、731部隊、原爆調査団と戦後の原発放射線影響利益共同体との関係史を辿った「ヒロシマからフクシマへ——戦後放射線影響調査の光と影」を執筆、インターネット上で無料公開。現在、原子力開発のために人命や環境を軽視する発言を記録する「原子力偏愛迷語録」、放射能人体影響過小評価を批判する「放射能偏愛迷語録」の各ブログ運営。広島・長崎の「黒い雨」調査史を調査・執筆中。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ツィート下のURLは、
クリックして、オープンアクセスをクリック。追悼文書が出てきます。
原爆にあった長崎で、胎児・新生児の数千体におよぶ解剖をし、先天奇形の発生病理について研究したと。
昭和59年の「先天奇形図譜」が生涯の集大成のようです。
「母体環境異常」という言葉を初めて使った人だという紹介があります。
要するに、原爆後、被曝した「母体環境異常」によって、奇形胎児・新生児がたくさん生まれたってことです。



事後の研究、追求も大事ですが、現在ただいまについての問題意識を、学者やメディアの人間にはつねに持って
いてもらいたい。
前者はえてして業績主義。
後者は、一身(いのちとまではいわずとも、栄達とか収入とか)を犠牲にすることもあり得ます。しかし、身を切る営為から
しか生まれ得ないものがある。人々のこころに響くものは、ここからしか生まれません。




小出裕章さんは、まさに後者のタイプ。
http://hiroakikoide.wordpress.com/2013/01/07/blogos-2013jan06/