チョムスキー「韓国台湾は日本から独立したが、日本は米国に従属して67年」・・・琉球新報

忙しかったのと、あまりにも次から次に日本絶望的ニュースぱかりで、感想も書く気になりませんでした。


今日やっと、ぜひ書いておきたい話題があった。
琉球新報が、著名な学者であるノーム・チョムスキー氏にインタビュー、すばらしい記事を掲載しています。
ジャーナリズムっていうのは、こうでなきゃ。


http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-205660-storytopic-3.html


ここに新聞記事の写真がありますから、それをクリックするととてもきれいなpdfが拡大されて、新聞記事が
全部読めます。こんな高度な記事を読める沖縄の人々、幸せだ。


いくつか、断片をここに拾っておきます。


○沖縄のことは沖縄県民が決めるべき。(記者・・沖縄の反対にも関わらず日本政府がおしつける)・・・歴史的に見て沖縄は独立国家だった。
独立を望むなら自発的に動いていくべき。
→→→沖縄内に相当独立論が出ていることがわかります。あたりまえですね。二等県民扱いで犠牲ばかり強いられるのだから。


○日本の植民地から独立した韓国や台湾は経済発展して、より自由になったが、対照的に日本は米国に従属的なままだ。


○(記者・・・県民は米国の民主主義精神に期待している部分もある)・・・歴史をひもとけば、どんな帝国主義国家も、国内向けの政治体制と
は何の関わりもない。米国も英国も、他の国家より確かに民主的だが、他国に大しては民主主義を傷つけるようなことばかり
してきた。
帝国主義の関心事は「支配」と「統制」。


○米国内にも基地に反対している団体や人々がいる。そういう人々と連帯して、非暴力で抗議行動を貫くことだ。
南米はかつて米国の裏庭だったが、いまは一つとして米国の基地は残っていない。
米国は駐留継続を希望したが、エクアドル大統領は言った。
「米国は駐留継続してもよい。エクアドルがマイアミの隣に基地を置いてよければ。」
それで、米国は基地を引き上げた。その後も米軍基地を配備しようとしたが、できなかった。
→→→エクアドル大統領って、すごいではないですか。エクアドルにできたことが、日本になぜできない。
覚悟の問題ですよ。ヒットマンでも何でも出せ、命をかけても譲らない。そちらには理がない。こう堂々と主張できる政治家が
いるかどうか。そういう政治家を後押しする国民がいるかどうか。
日本人ってだめだ〜。腐ってる。。。


○軍事基地があるゆえに沖縄は緊張にさらされている。


○(記者・・・日米両政府は「地域の安定のために米軍の存在は必要だ」という)・・・「安定」は国際政治の中で
都合よく使われている。米国が他国に侵略して破壊行為をおこなっても「不安定にした」とは言われない。
沖縄も、尖閣諸島をめぐって紛争がおこり、米軍が日本側を応援するために何らかの役割を果たそうとすることは
地域にとっては少しも「安定」にはならない。