小保方記者会見と、NHKクローズアップ現代

数日間は、小保方問題でわたしのタイムラインも湧いていました。
私自身、会見を全部見ましたが、誰かが言ったように「女子力」全開で、
たいへん気持ちがよくないものでした。


しかし、面白いというのか、興味を引いたのは、これまでわたしが関心
をもって読んできた政治批評をするブロガー男性のなかに熱烈な小保方ファン
、同情者になる人が少なからずいたということです。
いっぽう、男性でも、シビアな見方をする人もいて、前者が後者をののしったり
しています。


これが、オトコっていうもんなんですかね。


小保方同情者は、NHKクロ現を、政治偏向と同次元で、小保方叩きとしてツィート
していましたが、さきほど、クロ現の概要ブログを見て、めずらしくNHKとしては
まともな内容だと思いました。


こういう現象を見て思うのは、自分の発言を制御することの大切さということです。
専門領域においては100%の発言をすべきであっても、なまかじり
の分野では、みずからのなまかじりの程度をこころえて発言すべき。


stap細胞については、わたしは科学の専門家ではないので、コメントはできないの
ですが、論文剽窃、図の取り違え、これらについては、一般的に発言権があると思います。


ネイチャーというたいへん権威のある世界的な雑誌にようやく掲載される、という晴れの
舞台で、図表の取り違えなど、ありえません。誠実な研究者なら。
あまりにもマスコミがもちあげたので、「恐ろしく」なって、「自己申告」したのではないか
とさえかんぐられます。


また、図表を取り違えるようなずさんな整理をしている人に、まともな研究成果が出せるでしょうか。
基本ができていない、ですよね。


小保方問題は、「女子力」とやらにいとも簡単にひっかかって、判断力のにぶるインテリ男性が少なからずいるということ、
また、そいう男性はえてして、自分の領域もわきまえずに何にでもいっぱしの口をききたがるものかな、
ということ、わたしにとってはそんな観察ができた機会でした。自戒、自戒。


クロ現の概要ブログは、ここ。
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http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3482_all.html

STAP細胞はあるのか 
〜検証 小保方会見〜
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あ、小保方さんの「女子力」を利用しようとした理研のおじさんがたには、もちろん、鉄槌を!