{必聴}孫崎享インタビュー・・・・by 岩上安身 IWJ

九月三十日いっぱい、無料送信だそうです。
もちろん、会員になれば、いつでも見られるはず。


やっぱり、孫崎さんの話、大事。面白い。
ぜひともご視聴ください。
サマリー記事は、のちほど出る予定だそうです。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/171364
9月28日(日)、岩上安身による孫崎享氏へのインタビューが行われた。話題は日本国内の喫緊の課題、問題について触れるとともに、緊迫と混乱の続くウクライナ、「IS」の台頭する中東情勢についてなど、多岐に及んだ。


四時間あるんで、長いんですが、ラジオみたいに聞きながら家事でもすると
いいと思います。


オバマ大統領が国連で、ロシアを名指しで「敵」と言ったとか、、知らなかった。
軍産複合体にとっては、とにかく戦争状態にあることが必要なんだと。


いま二時間あたりのところを聞いています。
在特会の話。


沖縄辺野古の話。
日米関係をこわしてはいけないから、しようがないのではないか、とみんな漠然と考えている
のではないかと思うが、ドイツとアメリカの関係を見てみればよい。
経済的な問題から考えて、ドイツではどんどん基地が縮小している。同盟関係としておかしい
ことではない。
基地の返還要求したら、日米関係が壊れるということはない。
沖縄の人たちにとって、基地の問題がいかに大きいか。


沖縄の知事選挙の話。
圧勝的な勝利をする必要があるのに、喜納昌吉の出馬は票を割ることになる。


吉田調書問題。吉田証言問題。
なぜすべてのメディアがこぞって朝日バッシングになるのか。
慰安婦問題はあったのに、なかった、なかったと言い続けるこの政治的な押しの強さは
何なのか。
吉田調書についても、そこまで謝るほどのことではないだろう。スクープ記事を書いた
記者の処罰という問題まで出ている。


強制連行云々は、慰安婦制度の問題の一部。
軍が何名つれてこい、とオーダーして、渡航の便をはかり、慰安所の運営についても
軍が命令を出している。強制があろうがなかろうが、この制度について申し開きできる
ことではない。
朝日が特別リベラルな新聞とは思わないけれども、その朝日すら潰そうとする。
原発をやっているメディアはほとんど潰されている。
安倍政権を批判する勢力をそいでゆくという意図があるだろう。


リベラル層がソーシャルメディアを武器にしているが、日本のリベリル系はソーシャル
メディアは弱い。200人いても二、三人くらい。
朝日の指導層は、必ずしも安倍さんに反対している人ばかりではない。経営陣は会って
いる。NHKはあのように変えられてきた。朝日も、謝罪すれば許されると、ディールした
可能性があるが、周囲はわからないので「撃ち方やめ」が「撃ち方やめ」にならなかった
のではないか。朝日の木村社長は、安倍と深い密接な関係がある。ディールしたのに
誤ってすまなかったのは、なぜか。
謝ればおさまるとおもった経営陣の判断ミス。


いま、アメリカがおかしいと思って発言しているアメリカ人は、アメリカには住んでいない。

1985年、孫崎さんがチョムスキーに、あなたのような人がこれから出てきますか、と聞いた
ら「出てきません」と言った。ベトナム戦争があった時期。あの時期だから、自分が出て
これた。そうでなければ、出てこれない。ベトナム戦争を批判する人たちが主流だった。


イラク戦争を批判する人は東大のほうが防衛大より少なかった。
自分が行くわけじゃないからね。岸と安倍は違う。岸には、自分だけ豊かであればいい、
という考えはなかった。安倍は、いままでのどの首相より対米従属。
安倍は、右を利用していることは間違いない。しかし、どこまでそういう信条をもって
いるのか、わからない。権力だけが目的。岸は、日本というものをやはり考えていた。
岸は安保でたたかったということ、全体主義的な社会政策、これを孫崎は評価するが
こういう政策面を安倍は勉強していないのではないか。


安倍はアメリカ一辺倒。アメリカが統治していくのなら、それもいいが、統治でなく
やっているのは破壊。火遊び。利益集団代理人。国家として考えることがなくなった。


国民安保法制懇の問題。これを、おかしいと、内閣法制局長官の方から言い始めた。


ソーシャルメディアがあるから、外務省は徹底的に潰したいと思っているのに、こうやって
道を作ってくれる。