ドイツもある種の植民地・・・ドイツ大手新聞社編集者の告白 

ドイツのある大手新聞社のジャーナリストの告白記者会見です。
長い間のCIAへの協力的行為が、いよいよヨーロッパに戦争の火の手があがる危険性を眼前に
して、ついに良心を裏切ることができなくなった、というもののようです。
最後の家宅捜査を何回も受けたし、心臓発作も三回おこし、子どももいない、だからこれで
刑務所に行ってもかまわない、という言葉は、真実味があります。
これまで少しずつ良心に従った行動があって、それが監視されてきたのでしょう。


西欧のジャーナリストの状態は、そのまま日本の状態でしょうが、日本の情けないのは、このように
葛藤しつつ最後には筋をつらぬくと言った人物が出ないこと。公衆に訴える、こういう記者会見の
場すら用意できないふがいなさ。
それにしても、「戦争」がひどく身近に迫ってきていることが感じられます。




こちらは、その書起しのあるブログです。
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http://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=76782
ウド・ウルフコット氏]大手新聞社のドイツ人編集者がマスメディアがコントロールされていることを証言


「文字起こし」 
約25年の間、私はジャーナリストとして歩んできましたが、一般大衆に対して嘘をつき、裏切り、真実を報道しないように教育されてきました。


ドイツとアメリカのメディアは、ヨーロッパの人々にロシアとの戦争をもたらそうとしています。
もはや、あとへは引けない段階に達しており、私は勇気を出して言うことを決意しました。私が過去にした人々の誘導やロシアに対するプロパガンダは間違っています。同様に、私の同僚らが過去及び現在にわたってしていることも間違っています。なぜなら、彼らは賄賂を受け取ってドイツだけでなくヨーロッパ中の人々を騙しているからです。


私はヨーロッパでの新たな戦争を非常に恐れています。そして、再びそのような状況を迎えたくありません。なぜなら戦争というものは、それ自体からは決して発生しません。戦争を推進する人々が常にいて、それは政治家だけでなく、ジャーナリストもそうなのです。


私たちは、ただ戦争を推進するために読者を裏切ってきました。私は、これ以上、関わることを望みません。このプロパガンダにうんざりしているのです。私たちは報道の自由がある民主主義国に生きているのではなく、バナナ・リパブリック(経済的・政治的に遅れていてバナナが成っているような温かい地方の国 参照)に生きているのです。


ドイツのメディア、特に私の同僚らが日に日に、ロシア人について悪し様に書き立てています。彼らは、欧米の何らかの組織に属し、アメリカ(CIA)によって支援されています。


私は'オクラホマ州の名誉市民'になりました…
なぜだと思いますか?
私が米国とその政策を支持する内容を書いていたからです。
私は中央情報局、つまりCIAによって支援されていました。



それがヨーロッパ人であろうとアメリカ人であろうと、あなた方が見かける外国人ジャーナリストの大半は、過去の私のようないわゆる非公式の諜報員です。


非公式諜報員とは何を意味しているでしょうか?
あなたは確実に諜報機関のために働いているのです、…にもかかわらず… 大衆が、あなたがジャーナリストであるだけではなく、スパイでもあると見抜いたとき、CIAは、あなたのことを自分達の仲間であるとは決して言わないでしょう。
(注・つまり、使い捨てってことですね。)



ドイツはまだアメリカのある種の植民地です。あなた方は多くの点においてそれを見てとれるでしょう。例えば、ドイツ人の大多数は自国の中に核兵器を所有したくありませんが、米軍の核兵器は未だにあります。なので、私たちはまだある種のアメリカの植民地であり、それ故に(ここは非常に重要なところですが)欧米の組織を通して若いジャーナリストに近づくのは、非常に簡単なことなのです。
ドイツ大手一流の新聞社、雑誌、ラジオ局、テレビ局の全てのジャーナリストが、欧米の組織のメンバーか協力者であり、親米主義に染まるようにアプローチされ、アメリカに招待され、全費用を支給されるのです。


そうやって、記者は買収され、ますます汚職に染まります。なぜなら組織は良いコネを提供するからです。記者は彼らと仲良くなり、自分の友人であるように考え、彼らに協力してしまうのです。
「この手助けをしてくれませんか?」「あの手助けをしてくれませんか」と彼らは記者に頼んできます。そうやって記者の頭はますます洗脳されていくのです。


これがドイツ人ジャーナリストだけに当てはまるでしょうか?いいえ。これは特にイギリス人ジャーナリストに当てはまると思います。彼らにははるかに親密な関係があるからです。イスラエル人ジャーナリストにも特に当てはまります。もちろんフランス人ジャーナリストにも。オーストラリア、ニュージーランド、台湾、あるいはヨルダンのような多くの国のジャーナリストにも当てはまります。


時には諜報機関の人間が、オフィスに来て、特定の記事を書くことを望んできます。例えば、ドイツの外国諜報機関(連邦情報局:CIAの姉妹組織でCIAによって設立された)が、私のオフィスに来て、彼らが私にリビアカダフィー大佐に関する記事を書くことを要望したことを覚えています。
彼らはすべての機密情報を私にもたらし、その記事に私の署名を付け足すことを要求しました。
私は署名しました。


それはフランクフルター・アルゲマイネ紙に掲載されました。カダフィー大佐がどのようにして秘かに毒ガス工場を建設しようとしたかに関してでしたが、それは何日か後に世界中で転載された話でした。しかし、私はその情報を全く持っていなかったのです。[CIAがそれを書いたのです]。


次は、もしCIAに「No」といえば何が起こるのかの非常に良い例をあげましょう。
「No」と言ったあるマスコミ関係者は、仕事を失ってしまいました。


私の家は6回、家宅捜索され、3度、心臓発作を起こしました。子供もいません。たとえ逮捕されたり刑務所に入れられたとしても、真実のためなら止むをえないと思っています。
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京大で私服公安が学生につかまった事件、昨日からツィートに流れています。
中核派安倍内閣打倒デモで京大学生が二人逮捕された数日のちの話だそうです。
中核派などという名があがってくると、またか、という気もするし、一般人が出入り
できる構内に私服公安が出入りしてもかまわないじゃないかという公安側の言い分も
うっかりそうかな?と簡単に思いがちですが、秘密保護法施行が目前に迫っています。
以下のようなツィートを、もっともなことだと思いました。
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Serpent_Rouge @Serpent_Rouge · 11月5日
大学への公安の侵入。自分らは学生運動や「中核派」と違うから関係ない、と思ってる奴は甘い。体制内的と自己規定しても権力はそうは見ない。侵入した公安は、反原発や秘密保護法、護憲や労働問題のシンポジウム、ゼミ、サークルの出席者の監視を始めるぞ。いや、すでにそれは始まっているかもしれない
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毛利 嘉孝 @mouri · 14時間 14時間前
京大の公安事件。そうでなくても今の大学はセキュリティがマックスまで高められている。不審者排除の名目で設置された監視カメラは、実際に学生に向けられている。大学の公開シンポジウムや研究会には、既に公安も参加しているだろう。今回の一件は、そのことを図らずもあからさまにしてしまった。
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青さん、ご主人様はエコ℃10%。 @hariotoko · 11月5日
京大、立派だのー。

同じ京都でも、学内にポリボックス置いた同志社立命はクソだのう。
しかも、同志社百田尚樹なんかの講演やるんだから、クソの極み…。
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最後のはちょっと言葉が汚いけど。。。
京大の今回の事件、戦前に逆もどりの図です。
ささいな事件のようでいて、背筋のぞっとする話です。