5.15事件の日に、安保法制法案を10分で閣議決定

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堤未果 @TsutsumiMika · 5月10日
「ジャーナリズムとは報じられたくないことを報じること。それ以外のものは広報に過ぎない」 ーGeorge Owell
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ジョージ・オーウェルの言葉通り、まさしく今の日本の新聞テレビは政府の「公報」。ソフィスティケートされた・・・。
そうはっきりと自覚しなければいけませんね。


以下の記者会見、行ってみたいと思っていたものでした。


20150515 UPLAN【緊急記者会見】国民安保法制懇・抗議の緊急記者会見+市民集樋口陽一小林節ほか



国民安保法制懇】
政府は5月14日にも「安全保障法制」法案を閣議決定し、15日に国会提出する予定で­す。
私たち「国民安保法制懇」は、これまでも昨年の閣議決定が非論理的なものであり、政府­の権限を逸脱した不当な憲法解釈の変更であるとして批判してきましたが、今回の新安保­法制と称される一連の法律改正も、それを制度として実現するためのものであることから­、重ねて強く反対し、その撤回を強く求めるものです。
そこで、「アメリカ重視・国民軽視の新ガイドライン・安保法制の撤回を求める」声明を­出すこととし、併せて下記の日程で緊急に記者会見を開くこととしました。
独立系を含め、どなたでもご参加自由です。記者会見ではありますが、広い会場を確保し­ましたので、市民の皆さんも、どうぞご自由に、是非ご参加下さい。
=「国民安保法制懇」緊急記者会見=
出席予定者
樋口陽一東京大学名誉教授)
小林節(慶応大学名誉教授)
柳澤協二(元内閣官房副長官補)
愛敬浩二(名古屋大学教授)
伊藤真(弁護士)

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これで、共産党を含んだ野党が一致団結して抗議できないのもひどい。
何を考えてるんだか。


もう一つ、柳澤協二さんの安保法制についてのインタビューです。ぜひお読みください。
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http://www.kanaloco.jp/article/95492/1/
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上杉隆さんのニュースオプエドは、解説がとてもわかりやすいです。ゲストは、古賀茂明さん。
一日くらいは視聴が無料。
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https://no-border.co.jp/oped/
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自民党改憲案についての懸念、いちばん大きいのは個別的自衛権の拡大解釈だといいます。
生活の党と山本太郎の記者会見。
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http://blogos.com/article/112117/


[小沢一郎]
それと同時に自民党憲法草案の言葉でもって非常に誤魔化しがあるのは、個別的自衛権の拡大解釈です。これが非常に危険な要素であります。これも自民党憲法草案では、どうにでも解釈できるような文言になっています。かつての大日本帝国の大陸派兵は、すべて個別的自衛権の発動です。邦人の生命 ・ 財産が危うくなったと、日本国の権益が侵されるという理由でもって大陸に出兵したわけです。ですから集団的自衛権のことばっかり今言っていますけれども、一番過ちを大きくするのは個別的自衛権の拡大解釈なのです。だから日本が攻撃されたとか何とかということと関係なく(派兵)できるということになります。


 日本人は今や世界中どこにでもいるわけですから。そういう意味で、会社であれ個人であれ、どこにでも財産を持っています。そこでもって日本人が例えば殺されたり、あるいは財産を盗られたりしたらば、それで出兵して良いのかと言うと、「そのところ(紛争地帯)の政府の許可を得なければできません」 と言うが当たり前のことだけど、政府がしっかりした政府なら、そういうような勝手なテロ活動は起きないはずなのです。政府がそれだけの治安維持能力がない地域、国、だからそういうことが起きるわけです。そうすると、その政府が了承したからと言って紛争の真っただ中に出すと同じことなのです。この話はもうメチャクチャなのです。
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堀潤さんの戦争アーカイブに、体験者の同じような指摘がありました。
元特攻隊員の証言です。
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http://true-stories.jp/?p=274

#7 個別的自衛権はむしろ暴走する可能性を秘めている。
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庶民というのは、何にもできないんだなと痛切に感じます。
そのうち、反対の声をあげることができない周囲の雰囲気が生まれるのは、時間の問題と
いった気がしますが、しかし、声をあげ続けるしかない。勇気をもって。