おかしいことは、おかしい。


おかしいことに慣れてはならない。
おかしいことは、おかしい。


毎日のように唖然呆然とすることがまかり通っていますが、ちゃんと記録していきます。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151026-00000056-asahi-pol
日曜討論に呼ばれなかった… 元気と生活、NHKを批判
朝日新聞デジタル 10月26日(月)22時21分配信


 日本を元気にする会と、生活の党と山本太郎となかまたちの2党が、与野党政調会長らによる25日のNHK番組「日曜討論」に出演を求められなかったとしてNHKを批判している。少数政党が呼ばれなかったことは過去にもあるが、結党前の新党「おおさか維新の会」幹部が出演したため、批判を強めている。

 国会議員5人が所属する元気の松田公太代表はブログで「マイノリティー差別の最大の問題は存在の否定だ」「現在のNHKがどのような基準で出演する政党を決めているのかが定かではない」などと批判。「新党の得票率は0%。NHKは公正中立に運営されなくてはなりません」とも記した。5議員が所属する生活も26日、NHKに抗議した。

 NHKは、朝日新聞の取材に対し「『日曜討論』では、与野党同席での討論の場合、どの政党に出席を依頼するかについては、放送時間や、討論としての物理的な制約などを踏まえ、報道機関としての自主的な編集権に基づいて決めている。『おおさか維新』は、正式に結党されていないものの、結党大会を31日に開く予定で、10人以上の国会議員の参加が見込まれることなどから、出演いただいた」などとするコメントを出した。
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こんな偏向NHKを何とも感じずに見ている人もいるのだろう。
次は年金積み立て金の運用問題。ずっと前から言われています。
兆単位の大損を出しているというが、実感がないんですよね。
それにコワい。知るのが。あまりにも生活に結びつきすぎていて。
みんながあまり騒がないのも、実感がないのと、知りたくないというのが
あるのでしょう。
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http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=308542&g=131108
国民の年金が重大な危機にさらされている。
世界同時株安の影響で、7〜9月期に被った損失が約10兆円。しかも投資不適格である低格付けの債券にも投資を拡大するという。


日刊ゲンダイリンクから引用します。
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GPIF 「10兆円運用損」と「ジャンク債購入」で年金は崩壊寸前


国民の年金が重大な危機にさらされている。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、世界同時株安の影響で7〜9月期に被った損失は、約10兆円――そればかりか、“ジャンク債”での運用まで決定。年金の運用は、さながら「丁半バクチ」のようになってきた。いよいよ「老後の安心」は崩壊寸前だ。

以下略
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自主規制問題です。これが最近多すぎる。いちばんこたえます。
以下のページ「おしどりポータルサイト」は、放送大学問題を詳しく、時系列をおって掲載しています。
おしどりまこさんのブログですね。
一読をおすすめします。ちなみに、問題になった試験問題の削除部分は、これ。
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「現在の政権は、日本が再び戦争をするための体制を整えつつある。平和と自国民を守るのが目的というが、ほとんどの戦争はそういう口実で起きる。1931年の満州事変に始まる戦争もそうだった。それ以前から政府が言論や報道に対する統制を強めていた事実も想起して、昨今の風潮には警戒しなければならない。表現の自由を抑圧し情報をコントロールすることは、国民から批判する力を奪う有効な手段だった。」
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まさしく「表現の自由を抑圧し情報をコントロールすることは、国民から批判する力を奪う有効な手段」を
この放送大学の副学長が実行しているのが皮肉と、おしどりさんは書いています。



また、この中には、小学生の作文も問題になったともあります。
何が問題になったか、ここに再掲。
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筆者は、DAYS JAPAN2月号に、ある小学生の卒業文集用の作文を掲載した。
将来の夢、という題のその作文は「国会議員になりたいという夢ができた、それは6年生のときに起きた2つの政策が原因だ」と
日本が武器を輸出できるようになってしまったことを憂い、その議論があまり国民に知られることがなく閣議決定していたことを驚く。
そして、「一生けん命勉強して、国会議員になって、『平和な国』と永久に誇れる国に変えていきたい」と結ぶ作文である。

しかし、DAYS JAPAN掲載後、筆者のもとに連絡がくる。
この作文は政権批判を含む、として書き直しを命じられたという。

ご両親は小学生を支持したが、小学生は書き直す決断をした。
担任の先生は良い先生なこと、作文を褒めてくれた先生が後で大変なのではないか、など考えたという。
後日、あらためて小学生からの手紙にはこうあった。
「自分の考えを入れない作文に書き直しました。」
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なげかわしい、というより、心が冷え冷えとします。
小学生の作文まで問題になるなんて。戦争時代の日本でそういう話は聞きましたが。
以下、ぜひご一読ください。
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http://oshidori-makoken.com/?p=1766
放送大学:政権批判を自主規制➂ 学長説明は不誠実、副学長は一億総活躍国民会議構成員
投稿日 : 2015-10-24 |


3行まとめ

・10月23日、放送大学岡部洋一学長が、文章削除に関する経緯の説明を公表。

東京大学、佐藤康宏教授はその説明には、同意できない、とのこと。

・試験問題を採用したあと、政権批判を含む、と一方的に「不適切なため」削除の通告をした宮本みち子副学長は、一億総活躍国民会議有識者構成員に選ばれていた。

以下略
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さて、最後にお口なおしです。
中村哲さんの講演。こういうのが人間らしい、という。人間らしい、という
ことがわからなくなってしまいそうな昨今、正気をとりなおすために。
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http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/ahuganisutanniinotinomuzuwo.html
アフガニスタンに生命の水を
             ペシャワール会 中村哲氏講演より   2015年9月2日付

私たちの活動は一見、医療とは無関係な部分にエネルギーを使ってきた。なかでも今ももっとも気を遣っているのは「いかにして患者の気持ちを理解するか」ということだ。外国人が犯しやすい間違いだが、見慣れないものを見ると、単なる違いを善悪や、「遅れている」「進んでいる」、優劣で見て裁いてしまう。そして現地と衝突し、帰らざるを得なくなるのを目にしてきた。女性のかぶり物がどうかなどはその国の人自身が解決することで、私たちは現地の文化・宗教・慣習に関しては好き嫌いがあろうと、できるだけその文化の枠内で解決することを鉄則として現在に至る。


空爆は激しかった。日本人の空爆の記憶は、おそらく太平洋戦争で途切れているが、最近の戦争はあれ以上に高性能で、巧妙で、非人道的な爆弾が使用される。ボール爆弾や、人間だけを死傷するクラスター爆弾が大量にばらまかれた。一方で「人道的」支援と称して食料を投下するが、クラスター爆弾とまったく同じ黄色い包みに食料を入れて落とす。それを拾いに行った子どもたちが犠牲になるなど、犠牲になったのは子どもや女性、お年寄りなど弱い人人だった。
 日本に帰ってきたときは異様な雰囲気だった。普段は知らないカブールやカンダハールなど名前まで出して「次はどこがやられるのか」と、まるでゲームのように見ていることに非常に不愉快な思いがした。軍事評論家が出てきて「アメリカがおこなう空爆はピンポイント攻撃であり、悪いやつだけをやっつけて、一般人には手を加えない人道的な攻撃だ」といっている。「そんなに安全な爆弾ならその下に立って評論をしてくれ」といいたかった。日本人が見せられたのは爆弾を落とす側の映像で、落とされる側の映像はほとんどなかったと思う。世界的に戦争が正当化されるなかで、だれが犠牲になっていったかを考えると収まらないものがある。



タリバン政権が11月になって崩壊し、米軍の進駐が始まった。世界中で「極悪非道の悪のタリバンをうち破り、絶対の自由と正義の味方、アメリカおよびその同盟軍を歓呼の声で迎える市民の姿」「女性抑圧の象徴であるかぶり物を脱ぎ捨てて、自由をうたう女性たちの姿」の映像が、くり返し嫌というほど流された。この戦争に反対していた人も「そんな悪い人たちがやられるのならよかったのではないか」となり、アフガニスタンは忘れ去られていった。
 実際には何ができていったか。それはケシ畑だ。タリバン政権はよくない面もあっただろうが厳格な宗教制度によってケシ栽培を徹底的に取り締まり、ほぼ絶滅していた。それが盛大に復活し、数年を待たずしてアフガニスタンは、世界の麻薬の90%以上を供給する麻薬大国となった。
 解放されたのは「ケシ栽培の自由」「女性が外国人相手に売春をする自由」「働き手を失った人人が街頭で乞食をする自由」「貧乏人が餓死する自由」だといって間違いではないと思う。実際に当時、飢餓線上の人口は400万人といわれていたが、現在760万人に増えている。アフガニスタンはますます窮地に立たされている。



質問 アフガニスタン人の視点から見る現在の日本の積極的平和主義を掲げる動向、また日本人についてどう思うか。
中村 日本に帰ると別の惑星に来たように感じる。第一に元気がない。アフガニスタンでの最高に近い医療が受けられ、恵まれている割にみな不幸な顔をしており、自殺が多い。アフガニスタンは貧しい国で、他殺はたくさんあるが自殺はない。日本の政権については、こんなバカな政権はない。向こうではみな権力に対して従順でない気風がある。対照的に日本人ほど権力に弱い国はないと感じる。現政権がアフガニスタンに出現したとするなら、もう何十回か暗殺されている。その点が日本との違いだ。個人的なことをいうと憲法に従う義務はあるが、政権に従う義務はないと考えている。


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