改憲隠しの参院選報道、そして日本会議の戦略

テレビというものを見ませんが、改憲隠しというよりも、参院選隠しがテレビでは行われているようで。
それが効を奏したのかどうか、自民公明勢力が三分の二をうかがう勢い?
はじめの頃の情勢ですが、
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http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2016/06/post-afea.html


今日の朝、ネットを見てビックリ。
どの新聞でも、「改憲勢力3分の2うかがう」が見出しになってい
る。
始まったばかりでもう、決まったかのような報道はどうなのか。
この見出しでビックリして、中日新聞を見たら中日新聞の見出し
にも、「改憲勢力、3分の2うかがう」と載っていた。
参議院選挙の公示は6月22日で、どの新聞も22日・23日に
序盤情勢調査をしているが、
改憲勢力「3分の2」巡り与野党攻防…序盤情勢
               読売新聞 6月24日(金)10時21分配信
><参院選改憲勢力3分の2うかがう 毎日新聞序盤情勢
                毎日新聞 6月24日(金)2時30分配信
参院選 序盤情勢 与党、改選過半数の勢い 改憲勢力3分
の2うかがう        産経新聞 6月24日(金)7時55分配信
改憲4党、3分の2うかがう 朝日新聞参院選情勢調査
          朝日新聞デジタル 6月24日(金)5時12分配信

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以下は、今日ひろったツィートです。
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やがて空は晴れる...。
@masa3799
7時間前
【ここまで来た】NHKのニュース「今週の予定」から参議院選挙を外す!
健康法.jp/archives/18874 pic.twitter.com/pFbxcytshv via Twitter Web Client
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盛田隆二⭐『父よ、ロング・グッドバイ
@product1954
17時間前
唖然として、開いた口が塞がらない。
和歌山市内で「選挙に行こう」と呼びかけた20名の団体が、条例違反を理由に中止させられたという。
wbs.co.jp/news/2016/07/0…
和歌山県警「選挙運動ではなく、全員で声を合わせ『選挙に行こう』などと叫んでいた点が集団示威に当たる」 via Twitter Web Client
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なんだか、まともじゃないですよ。
それで、日本会議なんですが、こんな記事が。
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https://www.buzzfeed.com/satoruishido/nipponkaigi-mezasu-kaiken?utm_term=.dm3LylPnw#.iybRp7rKV
安倍政権と「日本会議」 理論的支柱が明かす改憲への道筋
視線はもう参院選にはない

posted on 2016/06/28 16:59


いったい、日本会議は何を目指し、どのような動きをしているのか。
BuzzFeed Newsは、日本会議改憲論の理論的支柱、百地章日本大学教授にインタビューした。百地さんは日本会議政策委員で、彼らが主導する団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の幹事長を務めている。



百地さんは、語気を強めながら語る。
「長い間、先輩方がずっと取り組まれてきた改憲運動に、私も学生時代から関わってきました。憲法改正がやりたくて、憲法学者になったのです。いま、千載一遇のチャンスがやってきています」
チャンスだと語る最大の根拠は、安倍晋三首相の存在だ。



ところがいま、自民、公明の与党はすでに衆議院で3分の2を確保し、今回の参院選でも、現状、各社の世論調査では与党優勢と伝えられている。議席数というハードルのクリアは目前に迫っている。
だから、彼らはすでに先を見越している。憲法を改正するためには、最終的に、国民投票過半数の賛成を得ないといけない。
「必要なのは国民を巻き込んだ運動です。理屈、理論だけでは世の中は動きません。草の根運動が必要なのです」


草の根運動の中心が「国民の会」による1000万筆の署名運動だ。代表発起人には、元小結・舞の海秀平さん、ベストセラー作家の百田尚樹さんといった著名人も名を連ねている。
署名は郵便、FAX、メールで送ることができる。百地さんによると、改憲に向けたこの署名は、単なる数集めのためにやっているわけではない。賛同者のリストはそのまま、国民投票で賛成を呼びかける「基礎資料」に転じていく。



ここから考えると、護憲派がよく振りかざしている「改憲派の主戦場は憲法9条と自衛隊」という見立ては間違っていることわかる。
日本会議は早々に、9条改憲に見切りをつけている。なぜなら、現状では国民投票で勝てると思っていないからだ。「仮に安保法制で国民投票をやったら負けていただろう」(百地さん)と考えている。




「国民の会」の署名では、次の7つを改正の対象にあげている。
「前文」…美しい日本の文化伝統を明記すること
「元首」…国の代表は誰かを明記すること
「9条」…平和条項とともに自衛隊の規定を明記すること
「環境」…世界的規模の環境問題に対応する規定を明記すること
「家族」…国家・社会の基礎となる家族保護の規定を
「緊急事態」…大規模災害などに対応できる緊急事態対処の規定を
「96条」…憲法改正へ国民参加のための条件緩和(同会ホームページより)


この中で最優先とされているのが、「緊急事態条項」だ。
私の修士論文は、当時の西ドイツ、ワイマール憲法の緊急権の研究だったんです。私は国家論をやりたかったから。そう考えると感慨深い」としみじみと話す。
「首都直下地震、大規模テロ……国家の存亡に関わる事態が想定できます。だから緊急事態条項は喫緊の課題であり、かつ賛同も得られやすいと考えています」
百地さんは、産経新聞や保守派のオピニオン紙「アイデンティティ」に書いた論考を、私に見せながら力説する。見出しには「緊急事態条項で改憲の発議を」「『緊急事態条項』で一点突破を!」。力強い言葉が躍っていた。



改憲への純粋な思い、悲願達成のために着実に歩を進める現実主義。それは安倍政権の戦略とも重なる。
今回の参院選では、長年の持論である、改憲主張をあえて封じた。街頭演説ではアベノミクスと野党批判を強めるだけで、憲法にはほとんど触れていない。党首討論では、いきいきと改憲を語り、参院選後に改憲議論を本格化させるとも話し、野党を論破しようと発言を強めているにもかかわらず、だ。
首相が街頭で語らずとも、改憲問題が参院選の争点の一つであることは間違いない。そして、議論を改憲派側でリードしているのは、安倍首相と歩調をあわせてきた日本会議である。
これが、いまの現実だ。
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改憲への「純粋な」思い、とカッコつけにしてほしいところ。
日本会議中枢が、「純粋」に目的に向かって、着々と戦略を練り、遂行しているのがよくわかる記事です。
これを見ても、とにかく小沢一郎が言うように、少なくとも安倍内閣を倒すことができなくてはならない。
政権は変わらなくても。安倍内閣を倒せれば、彼らの計画は一頓挫する。


政治の世界で生きてきた、政治のプロの小沢の言うことを軽視してはならないと思います。
今日は、立川で山本太郎三宅洋平と並んで街宣にたちました。その演説のなかでもそう言っています。
ここで安倍内閣を倒せるかどうか、が、行方をきめる。






こちらは、「日本会議の研究」著者のツィート。
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菅野完
@noiehoie
7月2日
東京選挙区で、さも涼しい顔して選挙でてる、田中康夫が所属する「おおさか維新」は、国政政党で唯一、「所属国会議員は日本会議改憲署名の配布に努めること」を党議として義務化している政党です。護憲・改憲にかかわらず、東京都の有権者は、田中康夫に投票してはいけません(きっぱり)。 via Twitter Web Client
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それから、このブログ記事は、面白かった。ぜひ、お読みください。
三宅洋平だって、この菅野完だって、何となくフィットしないところはあるかもしれない。
でも、小馬鹿にすることはまちがってる。あいつは○○だと決めつけて自分の頭の中から排除するという
考え方のクセは、改めたほうがいいです。
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http://www.sugano.ne.jp/2016/07/01/post-187/
なぜメディアは日本会議を報道してこなかったのか




つまり、今話したようことを、資料も見せ、エビデンスを見せ、連中が書いた雑誌記事などを並べてみても、40代以上の左派系メディアの人々は、「そんなことはない!!!!戦争やりたがってるんだよ!!!!」と意固地になって聞く耳を持たない。そりゃメディアが日本会議のことを書けないはずだわね。


だからねみなさん。「国家神道」とか「戦前回帰」とかさ、そういう陰謀論みたいな話置いといてさ、「改憲勢力の首魁である日本会議はこれまでずっと『女子供は黙ってろ』運動をしてきた」って事実を見つめましょうよ。だからこその緊急事態条項であり、だからこその家族条項なんだからさ。


まあこんな偉そうなことを言ってるけども、2年前の僕ならこの理屈に気づけなかった。自分がいかにクソか、自分がいかに人を傷つけるかを直視せざるをえなくなり、自分を変えようと、持ち金全部はたいて、カウンセリングに通い、病院に通い、専門家に助けを求めたから、自分のミソジニーを理解できた


僕がミソジニーを克服できたのか、くだらないマチズモを陶冶できたのか、僕自身ではわからない。そういうものは常に他人が評価すべきものだ。だが「ニッポンのオッサン」とは少しは距離が置けたのではないかとは思う。もしあのまま行ってたら僕は、今頃日本会議のイベントで君が代歌ってるだろう。


僕の講演を聞きにくれた人ならご存知だと思いますが、僕の講演の最後2分間は、「女子供の話だとバカにした結果、女子供の話を真剣に弄る人らが改憲勢力の首魁になった。だから24条なんですよ!女子供の話だとこれ以上バカにするのをやめましょう」と絶叫して終わる。あれ、僕は自分に言ってるんです


まあこうやってね、僕は自分のことを戒めるためにも、自分で自分に懲罰を与えるためにも、「メディアがミソジニーを克服できないから日本会議をメデイアは書かないんです」って話をしま食ってます。これ、日本のオッサンの神経、逆撫でしまくりなのよね。そのうち、壮大な「仕返し」が来るでしょうなぁ
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