甲状腺がん多発に関する国会質問 & ロッキード事件のおさらい

ひさしぶりです。あ、ふたたびの、お久しぶりなんですね。

今日は、山本太郎の国会質問をひさしぶりに見ました。
とてもよく勉強しているし、テンポもよい質問です。
福島には、子どもの甲状腺がん患者が174もいる。


感心しながら聞いたのですが、同じこの動画が、こんなタイトルをつけてあげられて
いました。
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安倍晋三 クイズ国会を始めて逆ギレ激怒する山本太郎を神論破!山本一太委員長もフルボッコ無視!最新面白国会中継2016年10月6日
https://www.youtube.com/watch?v=bte1y2h3bTs
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そのコメント欄には
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山本太郎は、福島を侮辱したくせに
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くだらない質問ですな。こいつのために多額の税金が浪費されていると思うとムカつく。
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せめて山本の質問時間は維新丸山にあげて欲しいわw質問の質が違いすぎ。
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陳情書を出した人物は、個人個人で健康診断をしたらいいだけの話だろ?一体、何を言ってるんだ?何でいちいち、総理の推奨にしなければいけないのだか…。つまり、国から金をせびりたい乞食どもの意見を代弁してるんだろ?山本太郎とやらは
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こちらの視聴回数14160回。あちらの視聴回数9474回。


神論破したのは、ふつうに聞けば山本太郎の方ですが、こういう煽ったタイトルとか
数字やコメントで脅しと潰しにかかるんですね。





さて、つぎのロッキード事件のおさらいですが、これはずっと前に見つけていたもの。
本もいろいろと出ているようなんですが、わたしのような普通の人は、いまだによく知らないことが
多い。さらにこのごろのメディアはその真相を探るどころか、闇に葬ろうとしているという、
この田中氏の記事は、本までは・・・という方におすすめです。
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http://ch.nicovideo.jp/ch711/blomaga/ar1094376
田中良紹:歴史の真相を闇に葬るNHKと朝日新聞の罪
2016-08-28 21:37


むしろ最近の報道や著作には真相を闇に葬ろうとする意図があるように私には思えていたが、その典型のような本が7月に出版された。『田中角栄を逮捕した男 吉永祐介と特捜検察「栄光」の裏側』(朝日新聞出版)である。

ロッキード事件は「検察とマスコミ」の合作と言われるほど全マスコミが検察に協力をしたが、その後も特にNHKと朝日新聞が検察権力のシナリオに忠実に従ったことを物語っている。


しかしロッキード事件は特捜部の捜査から始まったわけではない。ベトナム戦争に敗れたアメリカが反共主義から脱却しようと、「サンシャイン・リフォーム」と呼ばれる政治改革を行う中で、連邦議会上院の多国籍企業小委員会が軍需産業ロッキード社の秘密工作を暴露した。ロッキード社は世界各国の反共主義者を秘密代理人にし各国の政治家に賄賂をばらまき兵器の売り込みを図っていた。

日本の秘密代理人は右翼民族派の領袖児玉誉士夫である。なぜ右翼民族派アメリカ企業の秘密代理人なのか。取材はそこからスタートした。今では児玉がCIAの協力者であったことがアメリカの公文書で明らかである。しかし当時は知る由もなかった。取材が突き当たったのはGHQが日本を占領した時代の闇の部分である。



占領期の闇はその後アメリカの情報公開制度によって少しずつ解明されるが日本のマスコミが独自に取材するチャンスはこうして失われた。

おそらく日米両政府にとって占領期の闇に光が当たることは好ましくなく、検察捜査に力点を移させる必要があったのかもしれない。そしてロッキード事件は前総理逮捕という衝撃によって検察の捜査だけを注目させるが、しかし1976年2月から4月までの2か月間日本のマスコミは連日、全力を挙げて戦後史の闇の真相を追い続けたのである。



日本の検察は日米安保体制の根幹に関わる軍用機売り込み工作には全く手を付けず、事件を民間航空機売り込みに捻じ曲げて田中一人に罪を負わせた。その検察のシナリオをいまだに評価するNHKや朝日新聞にはメディアとして歴史の真相を闇に葬ろうとする罪があると私は強く感じる。
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まだ敗戦処理は終わっていない。日本では、いまだに戦後が続いている。
さまざまな局面で思い知らされる昨今です。