マス・メディアはもういらない

このところ、ほとんどまともに寝てなくて、書き物に追われているのですが、その合間を縫っては小沢秘書関連のネット情報を見ていました。問題は、まだ決着がついていませんが、この間にはっきりと見えてきたこと−−それは、マス・メディアの横並び一列の世論操作です。投書欄にも、ぴったり蓋をしていた。もう、それはあつかましいばかりで、それがすっかり、あぶり出されてしまった。


久しい以前から、わたしはテレビを見ないので、小沢一郎秘書逮捕翌日の記者会見は、ネットで見たのです。「省略なし」で三十分間。
言っていることが正しいか正しくないか、素人にはわかりません。けれど、まず話の筋道が通っている。話しぶりも、しっかりと落ち着き、声高でない。検察への抗議のような部分はむしろトーンをおとし気味にするところ、感心しました。


もちろん、たぶん後ろ暗いところが今まで一度もない、なんてことは、絶対ないと思うけど、そんなこと言えば国会議事堂がからっぽになるくらいのこと、誰でも推測がつく。
少なくとも今回に限ってだけでも、わたしは小沢の言うことに分があると感じ、報道が偏向するほどに小沢を支持する気持になったのでした。


あの記者会見のビデオ、youtubeか何かで流れているらしいのですが、ヒット数が500くらいで誰も見ないんですね〜。小沢の説明が納得できない、という国民の大多数の意見は、間接的なメディアの報道を見てそう感じているわけです。


しかし、ネット情報が手に入る人は、テレビのコメントや新聞の報道より、ネットの情報分析や解説の方が納得できた。つまらないものも多いけれど、レベルの高い、しっかりした、新聞記事などでは読めない解説に、このたびはいくつも出会いました。
餅は餅屋。その餅屋さんとか、餅屋さんに近い方々の解説は、説得力がある。


もう、マス・メディアは、いらないね。


いくらだまされまいと思っても、同じことを繰り返されると「洗脳」されます。
自分で自分の頭を「洗脳」するために、講読料だの受信料だのをはらいます???


このインターネットにも、巧みな規制が入るでしょう。すでに入っているらしいです。
で、結局、信頼できるブログを日頃からお気に入りに登録しておき、紹介しあったり、リンクを張ったりしながら、自分で情報を編集するいわばミニ・メディア、これ大事。


昔の言葉で言えば、口コミ。


マス・メディアを受信するのには、ただ受動的に待ってればよかったのですが、ミニ・メディアの編集は、こちらから情報を取りに行かなければなりません。時間も手間もかかる。
かかるが、それを日頃からやっておくことが、自分の身を護ることにつながる。
そして、それが「市民」の義務ですね。
「私達庶民はなーーーんにも知りませんでした」とか言って言い逃れることは、もうできない。


そんなことをひしひしと感じさせられた、このたびの騒動でした。