山本太郎。
じつは、改めてこの「あんてな」を始めたのは、山本太郎を少しでも訴えたかったからです。いちばんおいしいものは、最後、みたいに、こんな時期になってしまいました。
自由党のときから注目していたものの、ふ~ん、と思いながら眺めてた、というのが本当のところ。
街頭演説のYouTubeをたまに聞いてました。連休で全国ツァーを始めたときも、長い演説をBGM代わりに聞いてましたが、この小倉の演説で、ぐっときました。
本気だよ、太郎は、と思った。純情。
芸能人だったのに、よく政治家として勉強し、成長したよ。いいね、と思った。
ネットに通じている人なら、もうかなり浸透していると思いますが、あらためて張ります。以下が連休中の小倉の演説。
れいわ新選組代表 山本太郎街頭演説 2019年5月5日 福岡・小倉駅 小倉城口(南口)前デッキ
五月五日の演説だったんですね。この三時間ある演説の最後の方です。
小倉のおばちゃんが、「れいわ新選組」なんて名前がよくない、と文句つけます。その話は最初のほうにも小倉のおっちゃんが言ってて、太郎はていねいに説明してました。
終わりがけに、またまたおばちゃんが同じ質問をしたわけです。
小倉のおばちゃんは、元気ですからね、なかなかすなおには引っ込みません。「でも」「でも」って、突っ込みます。
太郎のえらいのは、ここでぶち切れないところ。何とかわかって欲しい、という情熱がほとばしって感極まるのです。
2時間54分あたりから聞いてください。
この演説にぐっと来た人は多くて、たちまちネットで感極まった部分を切り取った短縮版が拡がりました。でも、短縮版だけだと、やらせっぽいから、小倉のおばちゃんの声が入っているのを聞いてください。
太郎の演説は、あつまった人から質問をもらうというスタイルなので、いつも小さなハプニングが起きるのです。政党政策の宣伝は決まり切ってくるんだけど、生き生きとした小さなエピソードがたのしみで、つい聞いてしまう。
「お金くださいよ!」っていう率直な言葉が気持ちよく聞けるんですが、ある演説ではそう言ったあと、でも、無理しないでください、あるときには手にもっていた缶チューハイをこれ飲んでくれって、今日の唯一のたのしみだったかもしれないのに。なんか食べてほしいから、ちょっと待っててくれ、コンビニに行ってくるから、と言って、買ってきてくれたのがあんパン一個、今日とらなきゃいけないカロリーの一部だったかもしれないのに、と。
なんか、ぐっとくるエピソードです。
次のが、いちばん新しくアップされている演説かな。
れいわ新選組代表 山本太郎街頭演説 2019年6月19日 新宿駅西口
これは、一時間十八分くらいから聞いてみてください。
与党は問題だけど、野党とりわけ立憲民主党ゆるゆるだろ、政権とる気力がなくて何の野党だ、消費税十パーセントにしろという連合、そんな労働組合あるかよ、と。
すっきりしますわ~~~。
あの小倉の演説以来、うなぎのぼりに注目を集めて、いまやネット論壇でもとりあげられたりしています。がんばってほしいな。